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悪魔城ドラキュラ
タイトルを聞くだけでワクワクする。ドキドキするのはなぜだろうか?
今なお続く作品だが、常に新しい何かを追求してる作品ではないように感じる。
今回は、そんな不思議なオーラを放つ悪城城ドラキュラの魅力と愛され続ける理由を考察、紹介していきます。
ゲーム概要
悪魔城ドラキュラ
発売日:1986年9月26日(1993年2月5日)
価格:2980(3900)円
メーカー:コナミ
ジャンル:アクション
機種:ディスクシステム(ファミコン)
カッコ内はファミコン版
かつて闇の世界に君臨しようとしていたドラキュラは、英雄クリストファー・ベルモンドとの死闘に敗れ、その野望を打ち砕かれた。
それから百年がたとうとしていたある年のイースターの夜。
町ではキリストの復活を記念して盛大なカーニバルが催されていた。
しかし、町はずれの修道院跡で、邪教徒によってドラキュラ伯爵の亡骸に人間の生血をそそぎ、不死の生命を復活させようとする黒ミサの儀式がとり行われていた。
やがて邪悪な雷雲が町をおおい、いなずまの一閃が修道院をつらぬいたその刹那、暗黒の野望を持つ魔王ドラキュラが復活したのである。
この危機を救うため、ベルモンド一族の血を受け継ぐ青年シモンは、父ゆずりの不思議な力を秘めたムチを手に、1人ドラキュラ城へ乗り込むのであった。
コナミ初のディスクシステム用ゲームとして発売。
ヴァンパイアハンターの血を受け継ぐシモンがムチを片手にドラキュラ城へ乗り込むアクションゲーム。
緻密で作りこまれた背景と絶妙な操作性で進め、独特な世界観が大人気のシリーズ1作目。
初代はディスクシステムで発売されたが、のちにカートリッジ版(通常版)のファミコンに移植された。
現在カートリッジ版は裸ソフトでも数万の値が付くレアソフトとなっている。
それではここから更に悪魔城ドラキュラの魅力を深掘りしていこう。
世界観が超魅力的
世界観の素晴らしさ。
このゲームの最大の魅力はそこ。
操作性もシステムも特に大きな癖があるわけではなく、難易度も普通。
プレイスタイル自体は平均的なアクションゲームのソレである。
しかし、このゲームがここまで愛され、ファンを惹きつけてやまないのはその世界観。
ドラキュラでイメージされる中世ヨーロッパの世界をムチ片手に探索、冒険する。
出てくる敵キャラも幽霊、怪獣、珍獣など様々且つ、世界観を損なわないもの。
BGMも多彩で、どれもゲームにはまっており、ドキドキとワクワクがずーっと続くのだ。
「ファミコン」という今思えば描き切るには足らないであろう容量の中で、これだけ没入できる世界を描き切ったのは見事の一言である。
今やっても、何度やっても独特の不気味で探求心をあおる超魅力的な世界観が、このゲームの最大の魅力だ。
ギリギリの攻防
難易度は普通。と書いたが、その「普通」のバランスも魅力的である。
死にゲーと呼べる程ではないが、初見では中々に難しい。
しかし、攻撃パターンが複雑なわけではなく、操作が追いつかないわけでもない。
ボス、面道中の難所、どちらもギリギリの攻防を楽しめ、一歩一歩確実に進めることができる難易度なのだ。
簡単すぎるとせっかくの不気味な雰囲気が拍子抜けしてしまう。
難しすぎると世界観よりも難易度に目が行きがちになってしまう。
絶妙なほどギリギリの好バランスに仕上がっているのだ。
ステージ構成が素晴らしい
世界観が素晴らしい、とまず最初に述べたが、特にステージ構成が・・本当に素晴らしい。
このステージ構成が飽きさせず、ずーーっとドキドキとワクワクを続けさせてくれる大きな要因ではなかろうか?
全6ブロックあり、各ブロック3つの面が用意されている。各ブロックのラストにはボスが待っている。
城内、橋、地下、礼拝堂、牢獄、時計塔・・など。中世ヨーロッパならではのステージで構成されている。
ボスもコウモリ、メデューサ、ミイラ男、フランケンシュタイン、死神、ドラキュラ、と「待ってました!」と思えるモンスターが揃っている。
中難易度で、次から次へとワクワクする世界へ誘ってくれるステージ構成。
神がかっている。
サブアイテムシステム
主人公のシモンはムチを常備している。
道中のアイテムをゲットすることでこのムチのリーチを伸ばすことが可能なのだが、それ以外にもサブアイテムを1つ持つことができる。
- 短剣・・威力は低いがスピード感があり、前方一直線に飛ぶ
- オノ・・放つと放物線を描き、敵を貫通する
- 聖水・・敵を貫通して落下し、瓶が破裂して燃え上がる
- クロス(十字架)・・敵を貫通しながら直進し、往復して戻ってくる。威力はあるがスピードは遅い
- 懐中時計・・敵の動きを少しの間止める。ブロック3以降のボスには効かない。使用するとBGMが止まり、時計の秒針だけ聴こえてくる
これらアイテムは、ムチと違って無限に使えるわけではなく、道中ゲットするハートがMP(マジックパワー)のような役割となり消費することで使用できるようになる。
しかも、持てるのは1つだけ。他のサブアイテムをゲットすると上書きされてしまう仕様。
ステージによって使い勝手のいいものもあれば悪いものもある。
上書きするつもりはなかったのに、考えなしにアイテムゲットしまくってたら誤って聖水にしてしまった・・。
悪魔城あるあるである。
まとめ
悪魔城ドラキュラは世界観の構築が素晴らしすぎる。
ゲームバランスも絶妙で、全世界から長く愛され続けているのも納得だ。
それは開発陣の「ドラキュラ」の世界に対する愛情の深さに他ならないだろう。
ゲームを愛し、好きだからこそ違和感なく世界を作り上げることができたのだろう。
その後シリーズ展開されるドラキュラは、海外では「Castlevania」として大ブレイクする。
悪魔城ドラキュラは、開発者が愛しながら作りこみ、ユーザーからのたくさんの愛を獲得できた究極の相思相愛ゲームだ。
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