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今回紹介するのは一風変わったゲーム
嗚呼野球人生一直線
野球ゲームと人生ゲームを合体したような作品だ。
ゲーム名に「野球」と出てくるため、野球好きじゃないと楽しめないように思うかもしれないが否!
とにかく面白おかしく、野球を知らなくても笑える楽しめる盛り上がれるゲームである。
私も大人になってプレイした作品であり、「こんなバカげたゲームがあるんだ」、と感動したものである。
本日はファミコン界の隠れたバカゲー、嗚呼野球人生一直線を紹介していこう。
ゲーム概要
嗚呼野球人生一直線
発売日:1992年12月25日
価格:7300円
メーカー:サミー
機種:ファミコン
ジャンル:ボードゲーム
プロ野球選手をめざす少年の人生をすごろく形式で楽しむゲーム。
幼稚園からスタートし、学生時代を経て、「プロの球団と契約する」をゴールとしてゲームは進行する。最終的には契約金が多いものが優勝となるゲームである。
時代(主人公年齢)によってステージは編成され、それぞれの時代が終わると別のステージへ進み、イベントやコマの進め方が変化する。
プレイスタイルも、ボタンを押してルーレットを止め、マスに止まってイベントを進行させていくといった簡単なもの。プレーヤーはそのイベントをこなしていくことで成長していく。
野球道に邁進する少年は、数々の試練を乗り越え、無事プロ野球選手へとなることができるのだろうか?
それではここから更に嗚呼野球人生一直線について深掘りしていきます。
いや、それにしてもファミコン晩年のクリスマスに発売され、やや高めの値段で発売されたのには驚きだ。
人生ゲーム野球版
ファミコンでは、いわゆる「人生ゲーム」形式のゲームは何本か出ていた。このゲームもその類。
ルーレットの出た目にしたがってマスを進んでいき、イベントを実行していく。
人生ゲームも幼少期から始まり成長過程を楽しんでいくゲームであるが、このゲームもそう。それを全て野球選手へと続くスタイルで構築しているのだ。
それが「野球ゲーム」としては斬新であり、でもついついプレイし続けてしまう面白さを放っている。
野球バカであれば、「なるほど」、と思えたり、「んなアホな」、と思えるイベントを繰り返しキャラが成長、物語が進行していくのは他に類を見ない。
「野球好き」、そして「人生ゲーム好き」、であれば間違いなく楽しめる融合作品だ。
結構ひどいイベントもある
イベント。普通に野球選手になるための主に身体面での成長を感じさせるものが多い。しかし、中には結構ひどいイベントもあるのだ。
お腹を壊こわした。
病気をうつしてしまった。
このあたりはまああるかな・・。
しかし、
下着泥棒でつかまってしまった。
チカンをしてしまった。
・・といった、人生終わるだろう、ということまで起こる。
バッドイベントではパラメータも減るのだが、おなかを壊して身長が縮んだり、なぜかカミナリに打たれて強くなったりもする。
人生の厳しさをとんでもない角度からつきつけてくれるのだ。
しかしこのとんでもイベントが毎度毎度あっと驚かせてくれる面白要素である。
笑えるイベントも多い
ひどいイベントも結構あるが、面白いイベントももちろんたくさんある。
熊と出会い強くなった。
女の子に告白される。
女の子から第2ボタンをせびられる。
幽霊から野球を教わる。
スカウトの目に留まる。
など、野球と関係あるものもあれば、全く関係ないものもある。
野球を知らなくても、普通に人生ゲームとして楽しめるイベントが目白押しとなっているし、一応自身でどうするか選択しながらプレイできるので何回もやりたくなってしまう。
野球に結び付けたパラメータ
プレイヤーはイベントを進行させると成長したり退化したりしていく。
パラメータは、身長、体重、人気、野球、の4つ。
どれも野球選手になるために重要なものである。
ただこのゲーム、人気、野球の数値はたしかにゲームに直結するな、といったものであるのだが、身長、体重はちょっとバランスが悪い。・・というかよくわからない。
普通に身長150センチで体重80キロとか、なかなかアスリートとしてお目にかかれないような数値で進行していくことも多々あるのだ。
ゲーム攻略においてパラメータは大切な要素でであるはずだが、このゲームはただただ笑うためのもの、そういった認識でも差し支えないのかもしれない。
まとめ
ファミコンは最高の娯楽である。娯楽ではあるが、真剣に取り組み、だからこそ達成感や爽快感が得られるものである。
しかし、中には思いっきり肩ひじ力を抜いてやるゲームがあってもいい。しかしそれがつまらないゲームだったり熱中できないゲームではダメだ。
このゲームは超がつくほどの脱力系ゲームであり、攻略に励んでもいいし、適当にやってもいい。途中でやめてもあまり心が痛まない。そんなゲームだ。
野球に詳しくなくても楽しめるし、野球好きなら笑いが止まらないこともあるだろう。
嗚呼野球人生一直線は誰でもどんな時でも適当にプレイすることを許されるレトロゲーム界の隠れた名作バカゲーだと思う。
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