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今回紹介するゲームはまたしても漫画原作。
ドラゴンボール 大魔王復活
ドラゴンボールのゲームとしては2作目。
当時は、かなり異質な存在感を放っていたゲームである。
ファミコン1作目のドラゴンボール神龍の謎とは大きくゲーム性を変え、それが大成功した作品でもある。
今やっても原作の懐かしさ、アドベンチャーゲーム特有のハラハラ感を感じることが出来る名作。
レトロゲームに興味を持ったならば是非プレイしてもらいたい作品だ!
ゲーム概要
ドラゴンボール 大魔王復活
発売日:1988年8月12日
価格:5800円
メーカー:バンダイ
機種:ファミコン
ジャンル:アドベンチャー
天下一武道会が終わり、カメハウスでのんびりしていた悟空たち。
みんなが買い物に行ってる間留守番をしていたクリリンが突如何者かに殺されてしまう。
カメハウスに残された紙切れを見て亀仙人は、ピッコロ大魔王の仕業だと気づく。
ピッコロ大魔王の恐ろしさを知った悟空だが、クリリンの仇をうつためにカメハウスを飛び出した。
大ヒット漫画「ドラゴンボール」を題材にしたファミコンソフトの2作目。
今作は、ボードゲームとRPGの要素も含めた一風変わったアドベンチャーゲーム。
敵との戦闘はその後のシリーズでおなじみとなるカードバトル。
漫画的な演出が非常に生きている良作だ。
それではここから更にドラゴンボール大魔王復活の魅力を深掘りしていこう。
物語の追体験?
物語は1同様一応追体験っぽく仕上がっている。
展開は少々異なる部分はあるが、ドラゴンボールでも屈指の人気シリーズであったピッコロ大魔王編。ピッコロ大魔王を倒すために悟空が立ち上がる、というのを再現している。
懐かしさと緊張感をもって追体験できるのはファンとしては嬉しい限りだ。
アドベンチャー要素
推理もののゲームで採用されることの多い行動選択式のアドベンチャー要素。
ドラゴンボールのようなハチャメチャな冒険・バトル漫画で採用されたのには驚きだ。
物語の始まりがクリリンの謎の死、というのがぴったりだったのだろう。
ちょっとした謎を解く感覚でストーリーが展開していき、落ち着いたゲームの楽しみ方ができる。
賛否両論あるかもしれないがゲームの作り方の間口を広げた斬新なシステムを採用したと言っていいだろう。
カードバトル
ドラゴンボールのゲームにおいて最も大きな特徴と言えばカードバトルであろう。
カードバトルゲームは今の時代もあるが、その元祖ではないだろうか?
また、その色合いもドラゴンボール特有で他のゲームがパクれないくらいドラゴンボールの世界観とマッチしている。
カードには上にドラゴンボール、中に大きな漢字(「?」もある)、下に漢数字がある。
それを相手のカードと戦わせるのだ。
上のドラゴンボールの星の数が多い方が攻撃権を持つ(多い方が攻撃力高い)。
下の漢数字が防御力となる。(大きい方が防御力高い)
真ん中の漢数字が攻撃スタイルを示す。
拳ならパンチ、蹴ならキック、連なら連動攻撃、必なら必殺技・・。
このカードの選び方に戦力性が問われる。
弱いカードの消化の仕方と強いカードの使用タイミングが肝となる。
また、基本はRPGで、レベルが上がるとライフを始めステータスがあがっていく。
バトル中の演出が漫画のコマ割りのようでそれも斬新で楽しい。
ボードゲーム要素
物語の進行のための「移動」がボードゲームっぽくなっているのも斬新で面白い。
手持ちのカードを選んで悟空を移動させていく。
ドラゴンボールの星の数によって進める歩数が異なる。
マスに止まるとカードを選び、その結果敵とのバトルがあったり、ライフ回復したり、修行があったり、カード交換があったり・・とイベントが起こる。
ここでどれだけレベルを上げるか、がゲーム攻略のポイント。
また、後のボス戦を意識していかに手持ち札を強くして目的地へ着くか、も大きなポイントとなる。
まとめ
ドラゴンボール大魔王復活。
タイトルにはないがドラゴンボール2である。
1の神龍の謎から大幅に方向転換し、独特の面白さを確立した。
ドラゴンボールと言えば激しいバトル。
しかし「バトル」のつくりを根底から覆し、大改革をはかったのは、英断だったと言えよう。
ドラゴンボール大魔王復活は、ファミコンの可能性、ドラゴンボールの可能性を広げた意欲作にして大成功をおさめた名作アドベンチャーゲームである。
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