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今回紹介するゲームは、
プーヤン
アーケードから移植のかわいらし～いゲームである。
見た目通りメルヘンチックな世界観であるが、中々歯ごたえのあるシューティングゲームでもある。
また、シューティングであっても他のスクロール型のシューティングとは違う固定型の横シューティングである点も特徴だ。
かわいらしい世界観とシンプルだが病みつきになるシューティング、是非1度はプレイしてもらいたい！
ゲーム概要
プーヤン
発売日：１９８５年９月２０日
価格：４９００円
メーカー：ハドソン
機種：ファミコン
ジャンル：シューティング
むかしむかしの森のなか、小ブタのプーヤンは、ママとお兄さんブタたちにかこまれて、楽しい毎日をおくっていました。
ところがある日プーヤンは、オオカミにさらわれてしまいました。
プーヤンを助けるために、ママはオオカミ退治をはじめることに。
お兄さんも、ママの乗ったゴンドラを引っぱって助けるのに協力！
さあ、オオカミを全員やっつけて、無事にプーヤンを助け出すことができるでしょうか？
アーケードからの移植作品。
母ブタのゴンドラを上下に操作し矢でオオカミを倒していく１画面固定型のシューティングゲーム。
かわいいキャラ、敵の倒し方で高得点を狙える、ということで人気を博した。
隠れキャラも存在する。
それではここから更にプーヤンの魅力を深堀していこう。
１画面ゆえの分かりやすさ
ルールは、右側のゴンドラに乗るママを操作して弓を射て風船を撃ち落とす、といったかたち。
ゴンドラは上下の移動が可能。
風船を射ることで捕まっているオオカミたちを落とすことが出来る。
奇数面は大きな木の下での戦いで、風船オオカミは上から下へ。倒しそびれるとゴンドラ付近までのぼってきてママの邪魔をするようになる。
偶数面は岩場の戦いで風船オオカミは下から上へ。倒しそびれると岩を押してゴンドラを壊そうとしてくる。
つまりやることは、ひたすら風船を射抜く。それだけである。
途中で肉を獲得でき、肉を投げると連続して風船を射抜くことが出来るようになる。
肉の上手な使い方（投げ方）が攻略のカギとなるが、特に説明書を見なくてもすぐに感覚的に操作が分かるシンプル設計だ。
できそうでできないこの感じ
シンプル設計で、ポンポン倒せそうな感じがする。難易度も易く見える・・。
だがしかし、いざやってみると絶妙な感じでズレてしまうのだ。
ズレるとオオカミにガードされる。
最初の風船がズレると次から次にやって来る風船もズレてしまう。
最初の風船にこだわると尚更だ。
オオカミからの石攻撃を食らったり、岩をゴンドラに落とされたり、右端のはしごにオオカミが溜まってしまうとやられてしまう。
ノーミスでのクリアを目指したくなるが、数発射て失敗したら次々に切り替えるのが得策である。
・・・が、簡単にできそうなので、ついついこだわってしまうのだ。
キャラのかわいらしさ
かわいいキャラが登場というのはある種ファミコンでは定番である。
今までにもかわいらしさが売りのゲームはいくつか紹介してきたし、今後も紹介するだろう。
しかし、このプーヤンというゲームのかわいらしさは乳幼児でも分かるくらいのメルヘンチックなものである。
ブタさんでありオオカミさんである。
そしてみんな大好き風船がたくさん出てくる。
BGMはゲームスタート時に「森のくまさん」が流れ、後にクラシックのユーモレスク (ドヴォルザーク)がファミコン音源で流れてくる。
世界観は、「やっぱりかわいい」、の一言だ。
高得点取った時の喜び
かわいらしい世界観とシンプルなルールに相反するのが高度なゲーム性。
ゆえに、高得点を叩き出した時やスムーズにオオカミを一蹴できた時の喜びは大きい。
ハイスコアのためには、肉を使って連続落としをすることがポイント。
点数が400、800、2000と膨れ上がる。（上限2000）
また、隠れキャラも存在する。
隠れキャラは、キノコ、毛虫、ゴキブリ、ちょうちょ、鳥、葉っぱの６つ。
特定の条件を満たすことで出現し、スピードアップや機数アップ、さらに高得点ゲットできるものもある。
特に風船製造機から出る風船を20回連続命中して出現するゴキブリは５機アップ＋８００００点。という豪華なもの。
その爽快感と言ったらたまらない。
まとめ
プーヤンはキャラのかわいらしさとシンプル操作が魅力の非常にとっつきやすいゲームである。
なので、硬派なゲームを好むかっこつけ男子には物足りなくうつるかもしれない。
しかし、物足りないのは「うつり」だけで、実際にプレイしてみると中々に難しく、且つはまってしまう中毒性も有している。
プーヤンは、
誰もが楽しめるシューティング。
誰もが理解できるシューティング。
誰もがはまってしまう、愛されるシューティングゲームなのである。
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