<レトロゲーム紹介>【ドンキーコング4作+α】元祖マリオの好敵手を振り返る

レトロゲーム
Forest Row, East Sussex, UK - july 5th 2011: Nintendo characters shot in home studio on white then cut out and placed into one image

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今ドンキーコングが熱い!

去年の11月でスーファミ版のスーパードンキーコングが発売30周年を迎え、switchでも新作発売。

そして、USJではドンキーコングをメインとした世界「ドンキーコングカントリー」オープン。

ドンキーコングが今またブーム?となりつつあります。

そこで今回は、ドンキーコングの元祖、基礎となるファミコン版で発売されたドンキーコングシリーズ4作+αを紹介していこうと思います。

 

過去にこちらの記事でファミコンローンチソフトを紹介しています。

その中でドンキーコング、ドンキーコングJR.は紹介してます。

重複する部分はあるかもしれないですが、改めて4作+αとしてまとめて紹介したいと思います。

ドンキーコング

発売日:1983年7月15日
価格:3800円
メーカー:任天堂
ジャンル:アクション

 

ドンキーコングに捕らわれたレディを救い出すアクションゲーム。

主人公を操作し、障害物や敵の攻撃をジャンプとはしごで避けながら頂上のレディの元を目指します。

舞台は工事現場。

全3ステージ。

アーケードからの移植作品。

主人公はマリオではあるが、当時は「ミスタービデオ」と呼ばれていた。

「さらわれた女性を助ける」のだが、もちろんピーチ姫ではない。

マリオやゼルダの生みの親である宮本茂氏のゲームクリエイターとしてのデビュー作であり日米で超メガヒット。

ドンキーコングも今なお続くシリーズであり、本作が原点となっている。

全3ステージ構成という事で初見でも30分ほどでクリアできてしまうシンプルな作品だ。

ジャンプアクションが基本となるが、ハンマー操作や敵の樽攻撃を避ける為のはしご避難など絶妙なタイミングを求められる。

ギリギリのプレイが決まった時は爽快感抜群だ。

 

 

 

ドンキーコングJR.

発売日:1983年7月15日
価格:3800円
メーカー:任天堂
ジャンル:アクション

 

ドンキーコングとは逆で、今度は捕まったパパコングを助けるためにドンキーコングジュニアを操作する。

全4ステージ。

ドンキーコングはジャンプアクション中心だったが、こちらはツタの上り下りが加わりジャンプアクションよりもツタをいかにスピーディにつかんでいくかがポイントとなる。

避けながら進める、という点はドンキーコングと同じだが、ジュニアの唯一の武器となる果物が各地に配置され、それらの使い方が攻略には重要。

果物を落として敵(お邪魔キャラ)を倒しながら進めるのだ。

ドンキーコングよりも難易度、奥深さは増しているイメージ。

ワニの姿のスナップジョー、ワシやカラスのようないでたちのニットピッカー、電気物体スパークなどお邪魔キャラも登場。

ミスタービデオは今作から正式に「マリオ」と名付けられるが、物語設定上はパパコングを捕らえる悪役である。

難易度はドンキーコングよりもやや高く感じるが、それでもゲーム慣れしているプレイヤーであれば初見プレイでも30分ほどでクリアできる。

最終ステージでパパコングを助けると同時にマリオ撃退となる。

 

 

 

ドンキーコングJR.の算数遊び

発売日:1983年12月12日
価格:3800円
メーカー:任天堂
ジャンル:アクション

 

学習ソフト第2段。

ローンチであった2本のソフトから半年足らずで発売された作品。

学習ソフトとして「ポパイの英語遊び」がちょっとだけ先に発売されている。

遊べるモードは2つ。

JR.の舞台で数字と記号を選びながら素早く計算するモードCALCULATE。

もう1つは穴あきの計算式に数字を入れて計算式を完成させるモード+-×÷EXERCISE。

CALCULATEは2P対戦可能で、+-×÷EXERCISEは1P専用である。

CALCULATEは、

パパコングの掲げた数字(答え)を目指しキャラのドンキーコングを操って数字と記号を取って計算式を完成させる。

+-×÷EXERCISEは、

鎖につかまるとその高さによってその桁の数値が動き、筆算を解いて計算結果を示す全10問制。

ファミコン=勉強しない

といった背景が色濃く描かれているようで、それに抗うかのような気もするが、これで賢くなった、楽しく勉強ができた。

などという話は聞かない・・。

ゲームはどちらかというとCALCULATEの方が有名か。

ミニゲーム感覚で空いた時間に早解勝負をする感じだ。

ゲームの巧さ+計算の速さが勝敗を分けるので、他のゲームとはちょっと感覚は違うかもしれない。

ドンキーコングJR.で登場したマリオは登場しない。

操作はドンキーコングJR.とほぼ一緒だがツルは1本しかつかめなくなっている。

 

ドンキーコング3

発売日:1984年7月4日
価格:3800円
メーカー:任天堂
ジャンル:アクションシューティング

 

アーケードからの移植。

主人公はスタンリー。

花を奪おうとするコングや虫を殺虫剤で退治するアクションシューティングゲーム。

コングをてっぺんまで押し上げるか、虫を全て退治すればクリアとなる。

パワースプレーを用いると一定時間強力な攻撃ができる。

ゲーム性はドンキーコングJR.からガラッと変わり、1画面固定のシューティングとなった。

ステージ構成は3つ。規則的にループするシステム。

全クリを目指すというよりも高得点を目指すゲームだ。

虫に接触したりドンキーコングが地上に降り立つとミスとなる。

様々な敵キャラが登場し地上の花を持っていこうとするがいかに花を取られずに撃退できるかで点数が変わり、それを競い合うゲームだ。

主人公がゲーム&ウォッチで発売されたグリーンハウスに出てくるスタンリーであったりドンキーコングが悪者(初代ドンキーコングもそうであったが)であったり、ゲーム性や世界観もちょっと変わった印象だ。

プレイしてみると他のシューティング同様に連打が重要で指痛必至。

短期決戦の極限集中力勝負のゲームであると分かる。

 

 

ドンキーコングJR. / JR.算数レッスン

発売日:1983年10月4日
価格:非売品
メーカー:任天堂・シャープ
ジャンル:アクション

 

非売品ではこちらのソフトも出ている。

実はこれファミコン内蔵テレビに付属してついてくるソフトなのだ。

ファミコン内蔵テレビは任天堂とシャープの共同開発で誕生したもので、タイトル画面にもシャープ社の権利表記が併記されている。

ドンキーコングJR.の1面と4面だけが繰り返されるバージョンと、ドンキーコングJR.の算数遊びの「+-×÷ EXERCIZE」モードを収録している。

当方は所持していないが、非売品のゲームソフトの中では比較的安価に入手できるソフトである。

 

まとめ

ドンキーコングはスーパーファミコンになって飛躍的に人気キャラ、人気ゲームへと進化した印象だが、ファミコン版から複数の作品が登場し、国民的ヒーローであるマリオとバチバチ戦ってきたのである。

主人公になったり、悪者になったりと大忙しだが、今なお愛されるづけるコミカルキャラの代表格であることは間違いない。

今プレイすると物足りない感じの4作だが、元祖を知りたい!レトロな雰囲気を味わいたい!、そんな方には是非1度はプレイしてもらいたい力作ぞろいだ。

 

 








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