<レトロゲーム紹介>【アトランチスの謎】マリオを越えた?作品

レトロゲーム

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冒険、旅物の横スクロールアクションゲームがこの時代の王道であった。

スーパーマリオブラザーズがまさにそれ。

そんな王者マリオに真っ向から挑んでいった「猛者」ともいえるゲームがこの時代にあった。

アトランチスの謎

名作ともクソゲーとも言われるが、本人は(ゲーム)は正々堂々とマリオに挑んでいったに違いない。

本日はそんな愛くるしいアクションゲーム、アトランチスの謎について紹介していこう。

 

ゲーム概要

アトランチスの謎

発売日:1986年4月17日
価格:4900円
メーカー:サンソフト
ジャンル:アクション
機種:ファミコン

突然の地殻変動により、南太平洋上に巨大な島が姿を現してから既に数年が経過していた。

これまでに何人もの冒険家や探検家が調査のために島に訪れたが、誰一人帰るものはいなかった。

そしていつしかこの島は「アトランチス」と呼ばれ恐れられ近づく者はいなくなっていった。

このゲームの主人公ウィンは、まだ半人前の探検家である。

数年前にアトランチスにて行方不明となった師匠を探すため、長く険しい特訓を耐え抜き、アトランチス島へ挑もうとしている。

しかし、アトランチスには巨大な財宝を基に古代帝国の復活を狙う悪の帝王「ザヴィーラ」が待ち受けていた。

果たしてウィンは師匠を助け、アトランチスの謎を解くことができるのか!?

 

平原や洞窟、遺跡、空、など様々なゾーンが用意され、ダイナマイトを使って敵を倒す横スクロールのアクションゲーム。

各ゾーンの扉をつかって面を進めていくのだが、入る扉によってゲーム展開が変わっていくのが大きな特徴。

癖のあるジャンプ操作と理不尽なゾーンがプレイヤーを苦しめる。

それではここからアトランチスの謎の魅力について深掘りしていこう。

 

なんと全100面

「スーパーマリオを越えた」、というキャッチフレーズを引っさげて発売されたアトランチスの謎。

なんとゾーンは全部で100個ある。

その数はマリオ1の3倍近くあるのだ。

中には似たような雰囲気のゾーンもあるが、全100面それぞれでトラップや敵が待ち受けている。

ショートゾーンもあれば、それなりの時間をかけないとクリアできないロングゾーンもある。

アクションゲームは面の多さ、ギミックやトラップの豊富さが大きな魅力。

アトランチスの謎はしっかり「飽きさせないつくり」、を意識して製作されているのだ。

 

ただ・・ゲームや面のクオリティ自体は、どう考えてもマリオを越えたとは・・・・。

 

いろんな攻略法がある

全100面の規模でおおくりするアトランチスの謎だが、1面から100面まで順々にクリアしていく、というものではない。

各ゾーンに様々な出口が存在し、それぞれで行く先(ゾーン)が異なるのだ。

その出口も普通にドアとして見えている物から、穴に落ちてみたら別ゾーンにワープしたり、敵からやられて死んだ、と思ったらワープしたり、といろんな仕掛けが用意されている。

面をどんどんスキップ、ワープしながら進めていくのがこのゲームの特徴の1つである。

また、ゾーンの中には真っ暗闇で攻略不可のバッドゾーンもあるのだ。

様々な攻略ルートを見つけながら、ラスト100面を目指すのは本当に楽しいのである。

 

主人公は弱い

ファミコン界の主人公は勇んで冒険に出るはいいが、まあ弱っちい主人公が多いこと多いこと・・。

その代表がスペランカーではあるのだが・・、このアトランチスの謎の主人公の弱さも相当なもの。

ちょっとの爆風で死亡。

敵にあたると死亡。

そして敵の糞にあたるだけでも死んでしまう。

とにかく弱い・・・。

しかし! 弱いからこそ、プレイヤーである我々の腕が試される。

敵の動きを見極めて、主人公の性能を見極めて冒険へと出ないといけないのだ。

また、その主人公の操作性はやや癖があり、ボタンの強弱によりジャンプの高さ(強さ)が変わってくる。

ただ飛び降りればいい所で大きく飛び降りて落下死してしまったり、大きなジャンプが必要なところで超小さいジャンプになったりと、とーってもプレイヤーを楽しませて(イライラさせて)くれるのである。

 

最短最速チャレンジ

全100面をいろんなルートで攻略できるのが魅力のアトランチスの謎だが、何度も繰り返しプレイしていくと最短ルートを見つけ出すことができる。

最短だと、1→11→52→91→95→93→96→98→99→ファイナル、とわずか10ゾーンで全クリが達成される。

アトランチスの謎に魅了されたプレイヤーならば、1度はこのルートで進めることになるだろう。

が!このルートには大きな壁が立ち塞がる。

それは、ファイナルゾーンの鬼畜ともいえる敵からの攻撃である。

本来このゲーム、スムーズに攻略していくためには道中で「スター」のアイテムをゲットする必要がある。

マリオのスター同様に無敵になるアイテムなのだが、(こちらは穴に落ちるなどして死なない限り効果は継続)それがないとなかなかにファイナルゾーンは攻略が難しい。

しかし、スター無しでも何度も何度もチャレンジすることで、なんとか敵の攻撃を避けてゴールまでたどり着くことは充分可能。

最短最速ルート攻略がなされた時は、自分のゲームの腕前を誇らしく感じること間違いなしだ。

ちなみにこの最短最速ルートはスムーズにラストまでいくと、ものの5分ほどで全クリとなる。

是非ともチャレンジしてもらいたいチャレンジルートだ。

 

まとめ

アトランチスの謎は部分部分では魅力たっぷりで、マリオを越えていたようにも思う。

しかし、キャラの華やかさやコミカルさで圧倒的に劣っていたのは否めない。

それでも、主人公の弱さ、へんてこりんなルート分岐、などプレイヤーによっては愛くるしくてたまらないゲームだっただろう。

アトランチスの謎はド直球のアクションゲームを目指しながらド天然な世界観をつくり出した愛すべき作品である。









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