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今回紹介するのは、
チャレンジャー
レトロゲーマーならば、すぐにゲームソフトの色、1面の電車アクション、そしてBGMが浮かんでくるであろう。
ファミコン界でもシンプルながら奥深く楽しめる名作中の名作である。
私は子どもの頃はなんとなく知っていた程度で大人になって初めて?プレイし、先日初めて全クリをした。
大変遊びやすく、令和の時代でも充分楽しむことができた。
本日は、軽快な動きとテンポの良さが今でも楽しめるゲーム、チャレンジャーについて紹介していこう。
ゲーム概要
チャレンジャー
発売日:1985年10月15日
価格:4900円
メーカー:ハドソン
機種:ファミコン
ジャンル:アクション
主人公は考古学博士で、ナイフ投げの名人「チャレンジャー」。研究のため世界中を旅行している冒険家である。
あるとき彼は、李成岑(りせいしん)という謎の中国人の依頼を受けて、ロスマリー国のワルドラド島という奇妙な島の調査をすることになった。
しかし、ロスマリー国に着いたチャレンジャーは、その島が悪の秘密組織「ブラッディワッカー」の巣くつだったことを知る。
ブラッディワッカーのボス、「ドン・ワルドラド」はロスマリー国の王女を連れさり、島へ向かう列車「メタモルフォセス号」で逃走中だった。
チャレンジャーは王女を助けるために、島へと向かうのだった。
列車に飛び乗るところからスタートし、100面分もある広いフィールドを探索していくアクションゲーム。
あちこち移動できる楽しさ、トラップの緊張感、ラスボスまでの旅路、がプレイヤーから好評で、まさに「チャレンジ意欲」を掻き立てられる名作ゲーム。
無敵技も有名だった。
それではここからさらにチャレンジャーについて深掘りしていこう。
スタートからテンション上がる展開
軽快なBGMと共にスタートするチャレンジャー。BGMはクラシック曲シューベルトの「軍隊行進曲」をアレンジしたもので非常に耳残りが良く、スタートから一気にテンションが上がる。
ゲーム展開もまた良い。
王女を助けるため、電車の上に飛び乗り端っこまで行ったら電車内に突入していく、といったもの。(最終的には電車から落とされてクリアとなる)
道中の敵や障害物を倒しかわしながら進めていくのは、BGMと相まって非常にリズミカルで気持ちが良い。
1度クリアした後でもこの最初のステージだけは何度も繰り返しプレイした、というプレイヤーも多いのではないだろうか。
開始してすぐに心をつかむゲーム性がチャレンジャーの大きな魅力である。
一気にゲーム性が変わる
この時代のゲームは1面がいわばチュートリアルで、2面、3面と進んでも、景色や難易度は変わるが、ゲーム性は変わらない。といったものがほとんどだった。
しかし、チャレンジャーは開始直後の電車アクションをクリアすると全く違うゲームへと変わるのだ。
広いフィールドをあちこち動き回り、ちょろちょろ出てくる敵を倒しながら洞窟を探し進んでいく、といったもの。
電車アクションがすごく快適だったため、「それがもうできないのか」、といった残念な気持ちがないと言えば噓になるが、スピーディーにフィールドを動き回るのも快適である。
また、この時代のゲームでは、広いフィールドをスピーディーに「自由に」動き回れる、といったものも少なかったであろうから、その快適さは格別だ。
シンプルながらもハラハラドキドキ
洞窟に入るとアイテムキーワードをゲットするための、噴水渡り(?)が待っている。
電車アクション、フィールド探索、とはまた違ったゲームへ変化するのだ。
この噴水渡りは昔ながらの大変シンプルなもの。
噴水の動きに合わせてジャンプし、また次の水しぶきを目指して渡っていくというもの。
噴水の動きがそれぞれ違うため、タイミングを合わせるのが肝となるし、高すぎる飛び降りは即死となってしまう。
特段難しいわけではないが、なめてかかると何度も失敗してしまい、シンプルながらもハラハラドキドキを楽しむことができる。
冒険感増す世界観
主人公が西部劇に出てくるウエスタンのような装いで動き回るため(実際は考古学者)、「冒険」の感覚はしっかりある。
基本的に最初の電車アクション以外は、フィールド探索→噴水渡り、の繰り返しでゲームが進んでいくのだが、出てくる敵や舞台となるフィールドはちょっとずつ色合いを変えていく。
このちょっとした変化が冒険感を増すエッセンスになっている。
どこか異国のような、異星のような、異世界のような雰囲気を醸し出す舞台や敵が次々と登場することでワクワク感が増大する。また、緊張感高めるトラップがあるのも良い。
この冒険感あふれる世界観もチャレンジャーの大きな魅力だろう。
まとめ
チャレンジャーはたいへんシンプルなゲームである。
同じことの繰り返しのようではあるが、単調ではなく(いや、単調か・・!?)、ちょっとずつ変化を加えながら楽しむことができる。
とにかく軽快でテンポよく進めるのが大きな魅力。
チャレンジャーはゲームの軽快さとテンポの良さ、そして男心を熱くさせる冒険感を備えた愛すべきゲームである。
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