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オリンピックに続いて夏の甲子園もまもなく開幕します。
夏大好き、野球大好きの筆者にとってはたまらない季節になりました。
そこで本日紹介するレトロゲームは
甲子園
過去にこちらの記事で好きな野球ゲームベスト10をお届けしました。
本作はプロ野球じゃなかったのであえて除外しましたが、加えていたら間違いなくランクインはしていただろうと思います。
オーソドックスではあるが、しっかり夏らしさを楽しめる個性的作品甲子園。
真夏の今だからこそ是非プレイしたい!してもらいたい!
そんなゲームです。
ゲーム概要
甲子園
発売日:1989年10月6日
価格:5900円
メーカー:ケイ・アミューズメントリース
機種:ファミコン
ジャンル:スポーツ
全国49代表が甲子園優勝を目指す野球ゲームの第1作目。
1988年当時の各県代表のデータが採用されている。
選手が実名で登場するのも驚きだ。
根性の数値があり、礼をするなどといったプチ演出もある。
多人数プレイ可能。
それではここから更に甲子園の魅力を紹介していこう。
オーソドックスなファミスタ型
当時ファミコンの野球ゲームはたくさん発売された。
が、はっきり言ってプレイしずらい作品も多数存在する。
この甲子園はファミコン野球の中でも圧倒的にプレイのしやすいファミスタに操作感は似ている。
ファミスタよりも球場は広く感じるが、それ以外は非常に似ていて快適にプレイできる。
投手はストレートを中心にスローボールも投げられ、球の曲がり方を操作できる。
野手はヒッティング以外にバントも選択できる。
80年代後半のゲームなので細かな部分、奥深さはあまり感じられないが、その分シンプルに操作でき、1~2試合やれば十分慣れることが出来よう。
実名で登場する
この当時のスポーツゲームは権利の関係で実名登録されていないものがほとんどだった。
そんな中、アマチュアだからか?アマチュアなのにか?実名で選手が登録されているのには驚いた。
ただ名字が並んでいるだけなので、いざとなれば権利も何もないと主張できるからなのだろうか?
データは1988年のもの。
その当時甲子園で活躍した選手はばっちり登録されている。
後にプロになった有名な選手では、
仁志(茨城・常総学院):巨人、横浜
谷繁(島根・江の川):横浜、中日
真中(栃木・宇都宮学園):ヤクルト
川崎(大分・津久見):ヤクルト、中日
前田(熊本工):広島
など・・・。
当時の高校野球ファンも、今の野球オタクも「おおお!!」となる懐かしの名選手が何人か登場する。
ちなみ、高校名は実際の校名を少しもじっている。(自分で校名を実名に戻すこともできる)
ステータス
野球ゲームでは当たり前の、そして甲子園ならではのステータス要素もある。
野手には、
打力(当たりの強さ)、パワー(飛距離)、走力、守備力(守備&肩)の4つのステータスがあり、
投手には、
スタミナ(球威の落ちにくさ)、スピード、そして、カーブ、シュート、スローボール(それぞれの切れの良さ)がある。
それぞれ8段階で設定されている。
また、根性とノリと言われるステータスも野手、投手に共通して備わっており、根性値が高いとチャンスやピンチで強くなりプチ演出も見られる。
ノリは良い結果が続くとどんどん調子も上がってくるシステムである。
また、1988年当時のデータを採用しているため、その当時の高校の能力(実績)が実装されている。
「戦力分析」を選ぶことでどの高校が強いか確認することができる。
戦力は攻撃力・守備力・投手力・機動力の4つであらわされている。
演出良し
BGM、雰囲気など演出部分は今でも大変熱くなれる出来栄えだ。
甲子園、高校野球ならではの音楽、打球音やアルプススタンドの歓声は、毎年の夏を感じさせるもの。
根性値によって実演される選手の「礼」も高校野球ならでは。
打席に入る前のお辞儀は気持ちよさを感じられる。
他にもスコアボードや試合開始前のサイレンなど高校野球ファンをがっかりさせない演出は1にして十分満足いくものだったと言えよう。
また、本作は観戦モードもある。
ゲームにて全試合観戦する超コアな甲子園ファンが存在するかどうかは疑問だが、どっぷりつかれることは間違いなしだ。
まとめ
同じことの繰り返しでやや単調な印象も否めないが、ファミコンの野球ゲームとしては操作性も良く、好印象だ。
高校生が実名で登録されている、というのも独特で、レトロ高校野球ファン(?)であれば感動もの・・・かもしれない。
高校ごとに力が違う。
甲子園らしい独特の演出がある。
と個性も打ち出している。
今やって「はまる」かは微妙だが、夏にプレイするには十分合格点を上げられる内容だ。
後にシリーズ化もされ、甲子園要素はどんどんアップされていく。そんな人気シリーズの礎を築いた作品なのだ。
ファミコン版の甲子園は、おじさんになってもおばちゃんなっても熱い夏を涼し気に楽しめる今の季節にぴったりの名作である。(2024年8月現在)
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