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本日紹介するゲームは、
インセクターⅩ
アーケードから移植の一風変わったシューティングゲームである。
何が変わっているのか?
舞台である。
キャラである。
デザインである。
今回は世界観に賛否あるが、「王道」のシューティングゲーム、インセクターⅩを紹介していこう。
ゲーム概要
インセクターⅩ
発売日:1990年9月21日
価格:5900円
メーカー:タイトー
機種:ファミコン
ジャンル:シューティング
昆虫族の勇者であるヤンマーは、昆虫界を襲う敵昆虫軍団と戦うも敗れてしまい、人間の少年に助けられた。
敵が昆虫界を征服していることを知ったヤンマーはもう1度立ち上がり、敵に立ち向かうのであった。
アーケードからの移植。
他機種でも発売されている昆虫兵器と戦う横スクロールのシューティングゲーム。
プレイヤーは男の子か女の子を選択することができ、それによって難易度も異なる。
全5ステージ。
ショットと殺虫剤を駆使しながら攻略していく。
それではここから更にインセクターⅩの魅力を深堀していこう。
かわいくて鮮やかな世界
とにかくあらゆるところから虫が出てくる。
人によっては即NGとも思える作品だ。
しかし、実際にプレイしてみるとかわいらしくて色鮮やかな世界が広がっている。
昭和~平成初期のアニメのようなタッチで描かれたその世界は、シューティングゲームの「戦いの世界」とはどこか違うメルヘンチックな雰囲気が漂う。
BGMも優しい感じでプレイしていて全く不快にならない世界である。
そのギャップがこのゲーム最大の魅力だろう。
ゲームそのものはシューティングのソレ
かわいらしい世界観ではあるが、ゲームプレイは普通の横スクロールシーティングのソレである。
攻撃は基本はショット。
道中アイテムを取ることで、ショットを強化させたり、対地型か直進型の殺虫剤を武器として加えることができる。
舞台は昆虫の世界だが、敵から避けて、敵を攻撃し、ボスを撃破しステージを進めていく、というオーソドックスなシューティングが好きな人がプレイしやすいものになっている。
いちいち愛らしい昆虫たち
全5ステージ。
たくさんの昆虫たちが登場する。
そのどれもがいちいちかわいらしい。
蜂、てんとう虫、バッタ、蛾、カブトムシ、カエル、クモ・・・。
憎らしい攻撃を仕掛けてくるが、こちらも遠慮なく駆除していく。
やってることはシューティングのソレだが、どこか爽快でどこか心が痛んで、の繰り返しである。
昆虫好きならばむしろステージを追うごとにワクワクが高まっていく作品であろう。
自爆との戦いの終盤戦
シューティングゲームあるあるの1つである、調子に乗っての自爆。
華麗なる飛行テクとショット乱射に味をしめ、気づいたら敵めがけてぶつかりにいってしまうアレだ。
このゲームも同様のことが終盤によく起こる。
自機はスピードアップやショット強化が可能。
拡散ショットや殺虫剤の破壊力は大変気持ちのいいものだ。
しかし、終盤になると敵の攻撃と自機の攻撃が色鮮やかな背景に相まって分からなくなること必至である。
メチャメチャ強くなって調子に乗るが、死ぬときは本当にあっという間。
まとめ
インセクターⅩはアーケードから移植された王道のシューティングゲームである。
シューティング特有の爽快感あふれるゲーム体験を届けてくれる。
しかし、デザインと世界観は良くも悪くも異質。
かわいらしさと奇妙な感じ、そして鮮やかさも兼備の非常に印象深いゲームである。
インセクターⅩは硬派なシューティングの味変にはぴったりの一風変わった王道のシューティングゲームである。
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