<レトロゲーム紹介>【グラディウス2】初っ端から激熱

レトロゲーム

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ファミコンシューティングの最高峰、究極系といえばやはりこれだろう。

グラディウス2

元々はアーケードで出た作品だったが、ファミコンへ移植。

それによって諸々削らざるを得なかったはず・・である。

しかし、そのダウン要素を全く感じさせない出来栄えは、やはりファミコンシューティングではナンバー1と言っていいだろう。

今回は誰もが愛したシューティング界の金字塔のファミコン集大成作品、グラディウス2を紹介していこう。

 

ゲーム概要

グラディウス2

発売日:1988年12月16日
価格:5900円
メーカー:コナミ
機種:ファミコン
ジャンル:シューティング

グラディウスとは、メタリオン星系第1惑星の名であり、大いなる海と緑を持つ美しい星である。

かつてバクテリアン星団と壮絶な戦いを繰り広げたがそれも遥か昔の話であり、英雄ビックバイパーも翼を休め、永遠の眠りについたように見えた・・・。

が!

グラディウスを含む4つの惑星が10000年に1度の惑星直列を迎えた時に事件が起こった。

4つの惑星の中心に暗黒のガス雲が現れ、周囲のスペースプラントは燃えさかり、謎の部隊「ゴーファー」によるグラディウスへの攻撃が始まったのだ。

そして今再び、ビックバイパーは翼を広げて旅立つのである。

 

沙羅曼蛇がグラディウスの外伝的な位置づけなら、こちらは正当なグラディウスの続編。

グラフィックやBGMを大幅にグレードアップ。

多彩なゲーム展開と4種類から選べる自機強化システム、操作性も高評価。

シリーズ最高傑作の呼び声も。

ではここから更にグラディウス2の魅力を深掘りしていこう。

 

クライマックス感半端ないスタート

グラディウス→沙羅曼蛇と進化した時にも感じたこと。

それは、一気に高揚感を高める構成がたまらない。ということ。

それも初っ端のステージからである。

易いチュートリアル的な雰囲気でスタートするのがゲームの定番。

しかし、グラディウス2は初っ端のステージからいきなりもう終盤?と思わせるような面の作りとなっている。

道中BGMの変化があり、登場する敵キャラやオブジェクトも激しくなり、でかくなる。

「え!?これまだ1面だよね?」

と感じること必至である。

 

よりボリューミーなステージ

前の項からの続きでもあるが、面道中の移り変わり、ボリュームがすごく増した。

1面では終盤の太陽のエリアが大変興奮する。

1面にしては難易度もそこそこで攻略したときはうぬぼれたくなる。

さらに進行分岐がより強化されているのも魅力だ。

1では自動スクロールの中で、上、下と別れることはできたがスクロールは単純な横移動のみ。

しかし、2では上下まで画面スクロールが拡大することもある。

より自由度が増したボリューム満点の面道中にワクワク感が止まらない。

 

さらに爽快になった自機強化

グラディウスシリーズの面白さは自機強化をある程度選択できる点だ。

道中で敵を倒すことで獲得できるオブジェクトをBボタンで使用すると強化できる。

オブジェクトは6個まで貯めることが可能で、貯めた個数によって強化できるものが異なる。

また、ゲーム開始前に自機強化のバリエーションを4つの中から選ぶこととなる。

 

スピードアップ・・・文字通り自機のスピードが速くなる

オプション・・・最高4体までつけることができる分身。5体目強化を選択すると一定時間自機のまわりを旋回する

フォースフィールド・・・バリア

 

これら3つはどのバリエーションからでも選択可能。

 

ミサイル・・・小さな地上攻撃用ミサイルを通常のタマと同時に放てる

スプレッドボム・・・地面に当たると広範囲に爆発する

フォトントウーピド・・・貫通力のあるミサイル攻撃

2ウェイ・・・上下前方2方向へ攻撃用ミサイルが発射できる

 

これらはどれかをあらかじめ選ばなくてはいけない。

 

ダブル・・・2方向へビーム砲を放てる

テイルガン・・・前後の敵を破壊できる攻撃

 

これらもどちらかしか選べない。

 

レーザー・・・貫通力のある強力なビーム砲

リップル・・・リング状のレーザー、広範囲の敵を攻撃できる

 

これらもどちらかしか選べない

 

自機強化が爽快で強くなるたびにワクワク感が増していくのだ。

 

ボス戦が熱い

グラディウス1でも一応ボスはいた。

沙羅曼蛇では演出も強化された。

そして、2ではさらに個性的で印象的なボスたちが登場する。

ボス戦前のBGM変化も憎い程熱くさせてくれる。

基本的に終盤になるほどにボスは強くなっていくのだが、初見で印象深いのは1面の大鳥と2面のガイコツ。

動きが奇妙でトラウマになるほどの迫力も感じた。

そして、中盤ではボスラッシュもある。

そのボスも、過去作で登場したボスたちであり、グラディウスのコアなファンは感動に鳥肌である。

 

まとめ

グラディウス2はアーケードからの移植である。

ファミコン版でも性能をフルに活かした高次元の仕上がりとなっているが、それでも制約との闘いにより大幅に変更(削減)されて発売された。

コアなグラディウスファンからすれば別物とも思える仕上がりのようだ。

筆者はアーケード版は1度か2度プレイしたことがある程度である(アーケード版のが難しい)。

しかし、ファミコン版のグラディウス2は「ファミコンだから」、というちゃちな感じは全く受けず、むしろ初っ端からどっぷりつかれる仕様に酔いしれる程だ。

自機強化、面道中、ボス、どれもこれも迫力満点の出来栄えと言えよう。

グラディウス2はファミコンシューティングの最高峰であり、今でもその迫力には感動と感嘆を感じられるほどの神ゲーだと言っていいだろう。

 

 






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