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- 1人でじっくりとことんまでやる
- オンラインで誰かとプレイする
このどちらかであろう。
筆者はオンラインゲームは疎いのだが、現代のゲームも大好きでじっくりどっぷりはまるものもたくさんある。
しかし、ファミコン少年にとっては、ゲームは友達の家で友達とワイワイやる!これが主流であった。
その極みに位置していたゲーム。
熱血行進曲
とにかく盛り上がった。めちゃめちゃ盛り上がった。
もちろん時にはケンカになることも・・・。
チーム選びのジャンケン合戦から盛り上がり、「○○の使用は禁止」、という独自のルールまでつくって遊んだ。
本日はファミコン少年の放課後の大運動会「熱血行進曲」について紹介していこうと思う。
ゲーム概要
ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会
発売日:1990年10月12日
価格:6600円
メーカー:テクノスジャパン
ジャンル:アクション
機種:ファミコン
ヤンキーバトルでおなじみのくにおくんシリーズの5作目。
れいほう学園の新生徒会長「とうどう」が企画した大運動会に、くにおんくんら4つの高校が参加し4つの競技で競い合う。
だがこれが、競技中にくにおたちに赤っ恥をかかせるという、れいほう学園とうどうのワナだったのである。
果たしてくにおの運命は!?
運動会としての競技性はあるものの、くにおくんらしくとにかく敵と殴り合う、倒しあうゲームである。
マルチタップを利用しての4人同時プレイも可能。
それではここからさらに熱血行進曲の魅力を深堀していこう
ストレス解消のハチャメチャ感
4つの競技がある。
・クロスカントリー
・しょうがいべや
・たまわりゲーム
・かちぬきかくとう
かちぬきかくとう以外はハートフルなイメージの名称だが、どれもくにおシリーズらしく、競技そっちのけで相手をぶったおすことができるハチャメチャなもの。
純粋な競走結果や勝ち上がりを完全無視してのボッコボコ攻略も可能。
競技内でうまく相手を「はめる」こともでき、競技の超序盤から敵をリタイヤさせることもできるのだ。
とにかく競技とは名ばかりのハチャメチャ感がストレス解消になる。
特にかちぬきかくとうが熱い
ラストに待ち構える「かちぬきかくとう」。
これが特に魅力的だった。
簡単に言うと4人のバトルロイヤルであるが、唯一必殺技が使える競技でもある。
今まで以上にとにかくハチャメチャに戦えばいいのだが、必殺技があるためもう少し奥が深くなる。
中には特定のアイテムを所持することによって無双状態になるキャラもいため、バトル開始と同時にランダムに落ちているアイテムの取り合いになることも。
また、画面下に行きすぎると落下死が待っているのも良かった。
必殺技に酔いしれて、勢いあまって勝手に自爆する事故も多発し、大逆転もしばしば起こる。
上級者になると、分が悪い相手には一瞬のスキをつき、下まで行って投げ捨て勝利する、という姑息だが有効な手を使うこともある。
かちぬきかくとうは、バトルの駆け引きを思う存分楽しむことができるのである。
操作が簡単
くにおくんシリーズはゲーム操作が簡単なのがやっぱりいい。
パンチ、キック、ジャンプ、走る、アイテムを持つ、投げる、など様々なアクションを用いて戦うのだが、かちぬきかくとう以外は特別なコマンド入力は必要としない。
そのかちぬきかくとうも複雑なコマンド入力はないのだ。
だいたいが1~2回プレイすればつまづくことなく習得できる。
簡単がゆえに、随所で敵を「はめる」ことも可能。
画面の端や壁を利用すればボタンをポンポン押すだけで敵をはめて殺めることができてしまう。
素人でもとっつきやすい簡単な操作性。これも熱血行進曲の大きな魅力だ。
個性的なキャラ
全4チーム。総勢24名のキャラが登場するこのゲーム。
もちろんビジュアルも全員違う。
90年前後のいかにもなヤンキーたちがかわいらしく2頭身におさまっているのだ。
キャラクターはライフだけは数値として表示されているが、それ以外にも、走力、腕力、などが設定され、ラストのかちぬきかくとうのみ必殺技が解放される。
その各々のパラメータの違いがこのゲームの面白さのひとつ。
競技によってキャラを上手に使い分けていく必要があるのだ。
そして、キャラの使い分けがこのゲームの肝と言っても過言ではない。
当然走力のあるキャラはスピードをいかせる競技に出すのがベターだが、ライフが少ないと簡単に削られあっという間にリタイヤしてしまうなど、選手選択も悩ませてくれるのだ。
偏りのあるチームバランス
ねっけつ、はなぞの、れいほう、れんごう、の4つのチームだが、はっきりと力差がある。
順番で言えば、れいほう>れんごう>はなぞの>ねっけつ、である。
特にれいほうの強さは際立っている。
かちぬきかくとうでの必殺技の種類も豊富だし、ゲーム内で最も脚が速い選手がいるのもれいほうなのである。
しかし、このチームバランスの偏りがまた面白い。
上手い人はねっけつで、下手な人はれいほうで、とすることで友達とのバトルに適切なハンデ差が生まれるのである。
ゲームのメインストーリーはねっけつなので、弱小チームを率いて強敵を倒していく面白さもあった。
まとめ
今やっても色あせない魅力がある熱血行進曲。
その後ゲームボーイ版やPS3版なども出たりしている大人気作品だ。
自分はあまり上手くはなかった。
なのでれいほうを使い、人からののしられようがゲーム内で天下を取った気になっていた。
また、このゲーム最後の最後でボタンを適当に押していると、優勝チーム発表をスキップしてしまうという仕様?がある。
負けたな、と思ったらこっそりボタンを押して、その後場外でも大乱闘大運動会が始まったりした。
友達とワイワイ一緒に遊ぶ。
熱血行進曲は、なかなか今の世の中では得られにくいゲーム体験をさせてくれた、愛すべき作品だ。
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