<レトロゲーム紹介>【ワギャンランド】独特な世界観と斬新なボス戦が魅力

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とにかく独特な世界観で楽しませてくれた。

ファミコン少年だった当時、生意気にも男臭い硬派なゲームを良しとていた時分。初めてみた時、そのかわいらしさが心に刺さらず、

”え~!?” というイメージを抱いた、というのが正直な感想。

しかし!

プレイしてびっくり。その独特な世界観に見事なまでに魅了された。

ワギャンランド

本日は硬派なファミコン少年までもひきつけたゲーム、ワギャンランドの魅力を紹介していこう。

ゲーム概要

ワギャンランド

発売日:1989年2月9日
価格:4900円
メーカー:ナムコ
ジャンル:アクション
機種:ファミコン

悪の天才科学者ドクターデビルが、“悪魔の木”を根城に、ワギャンランドを征服してしまった。主人公「ワギャン」は、ドクターデビルを倒し、島の平和を取り戻すために冒険に出る。

「音波砲」を武器に敵の動きを封じ、それを足場にしながら進み、武器をアイテムでパワーアップしながら攻略していく横スクロールのアクションゲーム。

かわいいキャラクターと世界観が人気を博したが、1番の魅力は何と言ってもボス戦の意外な展開!ボス戦こそがこのゲーム最大の面白さである。

それではここから更にワギャンランドの魅力を深掘りしていこうと思う。

かわいらしいキャラクター

少年をターゲットにした、いわゆるかっこよくて強い主人公が多いのがファミコンゲームの特徴だが、ワギャンランドの主人公ワギャンはなんともかわいらしいキャラクターである。動きもコミカルで癒しを与えてくれる。

「怪獣」ではあるが、怖くて、力強いそれではなく、ぬいぐるみのようでもあり、アニメにも出てきそうな優しくてかわいい癒し系の姿形である。

また、ステージもシンプルな色合いとデザインで構成され、主人公ワギャンのフォルムや動きと非常にマッチしている。

他のアクションゲームにはない、独特のキャラデザインとステージデザインが特有の世界観を生み出している。

当時(今も?)自分のまわりには男どもしかいなかったが、おそらく・・・このゲームをもっとプッシュしていたならば、女の子が寄ってきただろうな~・・・と思う。思うだけなら自由だ。

適度なバランスのステージ

当時のファミコンのアクションゲームは、当たり前のように超難易度のステージが存在していた。

ゲームは1日1時間世代の子どもたちは悲鳴をあげていたが、このワギャンランドの難易度はさほど高くない。ちょこっとプレイすると操作に慣れ、その感覚のままステージ終盤までいけてしまうくらいの操作性だ。

だからといって油断していると簡単にゲームオーバーになってしまう適度なゲームバランスを誇っていた

また、ジャンプアクションを基本としたステージ攻略なのだが、「音波砲」を利用し、敵を足場にすることができる。そのシステムがとても斬新で、プレイしていて気持ちよかった。

アイテムを使用すると確実に攻略はしやすくなるが、アイテムが無くても頑張ればすぐに攻略できるようになる。キャラや世界観だけでなく難易度も適度な易しさであった。

意外な展開!ボス戦の面白さ

このゲームの最大の魅力はやはりボス戦

初見時は、ステージの最後に到着すると、急に巨大な敵が重々しいBGMとともに出てきて、「どんな過激なアクションが求められるのか!?」と思ったが、なんと始まるのはしりとりであった。

最初は拍子抜けしたのだが、これがハマルハマル

ステージを進めていくと神経衰弱のボスもいたが、やはり評判が良かったのはしりとりのほうである。

また、しりとりの各パネルの正解が必ずしも一つではなく、複数の正解(読み方)があったのも斬新で面白かった。

「くつ」→「スニーカー」
「たいよう」→「おひさま」

など分かりやすいものから、

「たぬき」→「しがらきやき」
「いえ」→「ひらやいっこだて」

などぶっとんだ読み方の物もあった。

軽快なBGMとともに始まる愉快なボス戦がそれはそれは魅力的であった。

パワーアップの仕方が斬新

道中でミニワギャンのようなオブジェを取るとパワーアップできる。

そのパワーアップは音波砲が大きくなるといったもの。(最大アップすると一定時間無敵になる)ワギャンの発する声が大きくなり、発する言葉(文字)も変わるのである。

もちろんそれによって攻略はしやすくなるのだが、特別大きな武器や特技を得られるわけではない。

しかし、それでもその変化が非常に面白く、愛らしく、何度も何度も音波砲を連射してみたものである。

敵を倒せるわけでもないのに、何度も敵に向かって叫びとおした経験が、ワギャンランドプレイヤーには必ずあるはずだ。

まとめ

独特な世界観。絶妙なバランス。適度な難易度。繰り返しプレイしたくなる作品である。

また愛らしいキャラクターが人気で、ファミコンでシリーズ3作品、スーパーファミコンにも進出している。

特にしりとりは他のゲームにはない面白さ。何度やっても楽しかったし、今やっても他のゲームでは味わえないものを感じることができる。

ワギャンランドは現代のアクションゲームを含めても特異な魅力を誇る愛すべき作品だ。










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