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いまだにWBCの熱が冷めないのは私だけでしょうか?
ここ数日一気に暖かくなり、ゴールデンウィークを前にして、まさに球春到来と言えるシーズンになりました。
そこで今回は、
ファミコンの野球ゲームベスト10
をお送りしたいと思います。
・・・もちろん、個人的な好みでのランキングになりますが・・。
今回は、1つのシリーズは1作としてカウントします。
基本「初代」の作品でのランキングとしますが、シリーズ物は総合的に判断したりします。
なので・・・
ランキングじたいは結構ざっくりと、と言った感じです・・。
ですが・・・、シリーズ物は1作なので、
10位ファミスタ87
9位ファミスタ88
8位ファミスタ89・・・
とかなったりはしませんのでご安心を・・・。
それでは!!、特徴や簡単な感想と共に紹介していきます。
10位:他とは違ったシステムと世界観
ベースボールスター めざせ三冠王
発売日:1989年5月19日
価格:5900円
メーカー:SNK
特徴:チーム作りができる、アメリカン、球場バランスが悪い
感想:このゲームの特徴はリアルな野球ゲームの路線とはちょっとはずれたところにある。
チーム作りが楽しめるのだ。
試合に勝つことでお金を稼ぎいい選手を獲得していく。チームの人気が上がれば観客が増えて収益が上がる。
このような経営要素があるのだ。
敵チームは、外国のチームがあれば、妖怪のチームもある。リアルよりもとユニークさに傾いている。
肝心の試合の方はちょっとやりづらさがある。
この時代の野球ゲームにありがちな球場バランスの悪さも目立った。外野がなんかでかく感じるのは自分だけか?
今真剣に楽しもうと思うとちょっと辛いが、ちょっと笑いたい時にはいいと思う作品だ。
9位:データ量豊富で時代を先取った!?作品
バトルスタジアム 選抜プロ野球
発売日:1990年12月20日
価格:6800円
メーカー:アイジーエス
特徴:エディット(オリジナルチーム作成)、真上ビュー
感想:野球ゲームとしてはオーソドックスな部類。
バッターが打った際の真上からのビューはちょっとプレイしずらいが、それ以外はいたって純粋。
選手数も豊富で歴代OBのデータも収録されている。
さらに、このゲームの1番の特徴はオリジナルのチームを作れることだ。
付属のバトルボックス(PSのメモリーカードみたいなもの)に作成データを記録し、友達のカセットに読み込ませて対戦することも可能。
ゲームは地味だが意外にも時代を先取った作品だった。
8位:唯一無二感満載 今ではファミコン界屈指の高値に
なんてったって!!ベースボール
発売日:1990年10月26日
価格:5900円
メーカー:サンソフト
特徴:ホームラン競争、子ガメカセット、ルール変更有
感想:大型のカセット(親ガメ)に子ガメカセットを差し込んでデータを更新していく、という時代を先取ろうとして逆に置いて行かれた作品。
プレイ感覚はややバランスが悪く感じる。
しかし、なんといってもこのゲームの他にない大きな特徴は、ルール変更ができる点。
イニング数はもちろんのこと、チェンジやアウトカウントまでいじることができる。
三振ならぬ五振でワンアウトにも変えられるし、5アウトチェンジにもできる。・・・まあ変えたからといってどうということもないのだが・・・。
なお、子ガメカセットの1つはファミコンゲームの中でも屈指のレアソフトとなっている。現在は裸でも数万はくだらない値で取引されている。
7位:球団経営モードあり あのコナミから出た野球ゲーム
がんばれペナントレース!
発売日:1989年2月28日
価格:5900円
メーカー:コナミ
特徴:バットコントロール悪し、経営モード
感想:10位のベースボールスター同様、球団運営ができるのが大きな特徴。
トレードや年俸上乗せにより選手を成長、球団を高めていくことができる。
プレイスタイルはオーソドックスなようではあるが、バットコントロールが上中下とあり、ファミスタ感覚でスイングしていると一考に当たらないという操作性の悪さを感じてしまう作品だ。
続編は発売されず地味な存在のまま埋もれていったが、コナミから出た作品なので、ひょっとしたらパワプロの原点、叩き台となった作品なのかもしれない・・・。
6位:面白演出ありの人気シリーズ
究極ハリキリスタジアム
発売日:1988年6月28日
価格:5800円
メーカー:タイトー
特徴:攻撃と守りでビューが変わる、変な演出がある
感想:通称「ハリスタ」。
進化が目覚ましく、初代と3とではプレイスタイルが違い、どんどんプレイしやすくなっている。(どんどんファミスタ寄りになっている)
ここでは、主に初代の物で評価しているのでこの順位。初代はビューの違いからか、やや他の作品と比べるとプレイのしずらさを感じてしまう。
しかし、ハリスタの最大の魅力は演出部分。
リリーフカーで選手がやってきたり、酔っ払いが現れたり、ゲームの最初や途中で実況解説シーンが入ったり、乱闘があったり、と隠し要素や面白要素がたくさんある。
解説席の長嶋茂雄らしき人物も印象的だった。
5位:この時代としては珍しい成績変動システム
ペナントリーグ ホームランナイター
発売日:1989年3月31日
価格:5800円
メーカー:データイースト
特徴:打撃成績が変動する
感想:2作目のホームランナイター90は子どもの頃よくやり、ケンカにもなった思い出の作品である。
ファミスタと似た操作性でファミスタが染みついていた自分にとってはすんなり受け入れられた作品で、バランスもとれている。
この時代の野球ゲームの中では特に守備の操作性が良いのも評価できるポイント。
そして、このゲームの大きな特徴は、打撃成績が固定ではなく自身の成績によって変動する点。
誰が調子が良くて誰が調子が悪い、など実際のプロ野球さながらの好不調を意識しながらプレイできた。調子を左右するのは自分の腕だが・・。
4位:ファミコン野球界屈指の問題作!?
燃えろ!!プロ野球
発売日:1987年6月26日
価格:5500円
メーカー:ジャレコ
特徴:バントホームラン
感想:通称「もえプロ」。
ファミスタと違いピッチャー後方のビューということもあり、上下左右球の軌道を変えることができる。
選手数も多く、ぱっと見はファミコンゲームの中でもリアルを追求した感じだった。
ムービーシーンも好評でついついプレイしてしまう。
が、やはり「バントホームラン」(各チーム1人いる強打者はバットにあたるだけでホームランになる)の印象が強く、クソゲー扱いされることも多い作品だ。
それでも、操作性やビューの独自性が人気で、初代燃えプロは150万本以上の販売本数をほこる。
一時パッケージの赤がなくなり、黒いパッケージのものが販売されることもあった。
3位:シアターモードとテンポの良さが魅力
激闘スタジアム!!
発売日:1989年12月15日
価格:5500円
メーカー:テクモ
特徴:テクモシアター
感想:他のゲームと比べて大きな個性やシステムが存在するわけではなく、オーソドックスなスタイルに属するが、このゲームの最大の盛り上がりはなんといっても「テクモシアター」。
激闘プロレスやキャプテン翼でお馴染みだが、「ここぞ」という場面で熱くさせるシアターモードに切り替わる。
ファミコンの野球ゲームの中では地味な存在。やや守備の操作性は気になるが、ゲームテンポがよく比較的プレイしやすい部類に入るだろう。
2位:シンプルだが奥が深い元祖野球ゲーム
ベースボール
発売日:1983年12月7日
価格:3800円
メーカー:任天堂
特徴:守備はお任せ
感想:原点ともいえる作品でシンプル。大きな特徴はないが、細かな操作により実力差が生まれる。
プレイ操作は、投げる、打つ、走る、のみ。
守備はコンピュータ任せ。・・・故にザル・・。しかし外野手の鉄砲肩がスーパープレイを生んだりすることもあった。
シンプルだが底が浅いわけではなく今でも楽しめる。
ファミコンの野球ゲームのほとんどは今じっくりやるにはきついものがある・・。
だからこそこういったシンプルなゲーム性で、さくっと遊べる。細かなシステムを考えずプレイできる。というのはかえってプレイしやすく感じるのでこの順位とした。
販売本数は235万本でファミコンの野球ゲームの中で最も売れたソフトだ。
1位:野球ゲーム発展の先駆けとなった作品
プロ野球ファミリースタジアム
発売日:1986年12月10日
価格:3900円
メーカー:ナムコ
特徴:圧倒的なゲームバランス
感想:通称「ファミスタ」。
やはり、操作性とバランスが最高に整っている。今やっても大きなストレスは感じない。これが今評価する時に最も大きな要素であろう。
スーファミ以降ではパワプロに王座を引き渡した感はあるが、それ以前のファミコン野球界を牽引した、最高のゲームバランスほこっていた作品である。
シリーズごとに進化はしているが、初代の86年バージョンとラストの94で大きく操作性が変わらない、というのもすごい。
まとめ
子ども時代やったゲーム。大人になってやったゲーム。そして今回のランキングを作るにあたって初めて触った野球ゲームもありました。
全部で20作品くらいの中からベスト10を作成してみました。
やはり野球ゲームは、まずはプレイのしやすさ、テンポの良さ。これが第1だな、と感じます。
+αの個性的なシステム、要素は2の次3の次。
あの時代、今と比べても負けず劣らずの野球人気。
それに乗ってたくさんのゲームが出たものです。
・・・正直、今やるとなるとしんどさを感じる作品が多かったです・・・。
しかし、だからこそ現代の野球ゲームのすごみや進化を改めて感じることができました。
改めて感じる・・・パワプロって面白いな~。
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