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ファミコンにはそのゲーム特有の癖がある。
ジャンプやダッシュの際にそれを良く感じる。
バルーンファイト
このゲームの癖、それは慣性である。それが絶妙でたまらない集中力と没入感を与えてくれる。
本日は、レトロゲーマーみんなから愛される独特の慣性を持つバルーンファイトを紹介していこう。
ゲーム概要
バルーンファイト
発売日:1985年1月22日
価格:4500円
メーカー:任天堂
機種:ファミコン
ジャンル:アクション
風船により宙に浮き、敵の風船をつついて割り、敵を落とすアクションゲーム。
ふわふわとした独特の浮遊感と慣性が大きな特徴。
雷やシャボン玉、水面近くを飛んでいると現れる(食われる)魚も印象的。
2P協力(バトル?)プレイが白熱する。
それではここから更にバルーンファイトの魅力について深堀していこう。
バランスが良い
難易度、操作性、のバランスが非常に良い。それがバルーンファイトの最大の魅力と言っていいだろう。
ボタン連打で宙に浮き、左右十字キーで無限スクロールしながらプレイしていく。
宙に浮いている時の慣性が絶妙なバランスなのである。
適当にやっていると結構あっさりやられてしまうし、ちょっとのタイミングのズレで優勢だった敵からの逆襲を受けてしまう。
しかし、そのタイミングやバランスをうまくとらえることができると、連続してのアタックに成功し、最高の爽快感を得ることができる。
この絶妙な操作性とバランスの良さがシンプルなこのゲームに中毒性を生む。
シンプルながら白熱する
2P同時プレイが可能な本作。
敵のバルーン隊を全滅させればステージクリアとなるので、協力プレイによりゲーム攻略を目指す、というのも面白い。
しかし、このゲームは味方?キャラに対するアタックも普通に有効なため、純粋なバトルとして楽しむことができる。
もちろん練習を積み、慣れている人ほど強さを発揮するのだが、連打のタイミングのズレや間隙を突くことで、意外にも素人が玄人相手に金星を挙げることも珍しくない。
追いかけまわしたり、距離を取ってみたり、通常の敵キャラの動きも計算しながら大盛り上がり。
動きやルールはシンプルながら、バトルプレイは非常に白熱するのだ。
全集中のバルーントリップ
バルーンファイトは2つのモードを楽しめる。
通常モードは敵のバルーンを全滅させ次のステージへと進んでいく、というもの。
そしてこちらのバルーントリップは雷に当たらずにひたすら先まで進んでいく、というもの。
雷に当たらない限り延々と続くバルーントリップは目と指先に全集中でのぞむ。
レトロゲーマー最大級の腕試しである。
このバルーントリップは出てくるバルーンを取り続けることでバルーンの色が変わっていくのだが、当然、バルーンを取りに行くことは大きなリスクである。
しかし、それもこなせてこそレトロゲーマーとして羨望のまなざしを受ける。
進めば進む程難易度も上がり、数分間ノーミスで進めば雷が動きだしたりもする。
このバルーントリップの存在が、レトロゲームとしての面白さや、価値を一気に跳ね上げたと言っても過言ではない。
かわいらしさ
操作キャラ、敵キャラ、雰囲気、BGM、どれもかわいらしさ満点の出来である。
1985年発売なので、グラフィックとしては決して高度なものではない。
しかし、コミカルな動きに映える、これまた絶妙なかわらしさを表現できている。
まとめ
通常モード、バルーントリップ、どちらも絶妙な慣性により最高のバランスを誇っているシンプルながら大変奥の深いゲームである。
先日紹介したアイスクライマー同様、さくっとやれて、きちんと腕試しができる、なかなか飽きのこない作品だ。
バルーンファイトには、今も昔もレトロゲーマーとしての腕や知識、愛情までもテストされているような気がする。でも、いつまでも付き合い続けたい作品である。
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