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「なめんなよ」
でおなじみのゲーム、くにおくん。
前に、その原点となる熱血硬派くにおくんを紹介したが、本日は、進化の原点とも言える作品を紹介しよう。
熱血物語
世界観はそのままに、頭身を愛らしい二頭身に変え登場した。
様々な面白要素を携え、大いに子ども心にヒットした作品である。
本日は、新たなるヤンキー体験。熱血物語を紹介していこう。
ゲーム概要
ダウンタウン熱血物語
発売日:1989年4月25日
価格:5900円
メーカー:テクノスジャパン
機種:ファミコン
ジャンル:アクション
物語は『熱血硬派くにおくん』のストーリーから数ヵ月後の話。
くにおのかつての仲間が通うれいほう学園に突如転校してきたりゅういち・りゅうじ兄弟。
腕の立つ2人は数ヵ月の間に近くの高校をれいほう学園の支配下にしてしまった。
その噂は周囲の高校にみるみる広がっていき、りゅういち・りゅうじはダブルドラゴン兄弟と呼ばれ恐れられた。
そんな噂はくにおのライバルである、はなぞの高校のりきの耳にも入っていたが、りきは気にも留めていなかった。
しかし、そんなある日、りきの彼女であるまみがれいほう学園の者に連れさられてしまった。
そしてりきの元には挑戦状が届く。
怒りに燃えるりきは門を飛び出すが、そこで1人の男と衝撃的な再会を果たす。
りきの良き友良きライバルくにおである。
2人はれいほう学園に乗り込むことになる・・・。
くにおくんシリーズの3作目。
くにおとりきがれいほう学園に乗り込み、ダブルドラゴン兄弟らを倒す物語。
キャラ育成要素や、くにおやりきのコミカルな表情や演出も人気を博した作品である。
それではここから更に、熱血物語の魅力を深掘りしていこう。
熱い物語
熱血硬派くにおくんで、激しい殴り合いをしたくにおとりき。
最強の2人が今度は手を組み、目的を果たすために戦い抜く熱い物語である。
あの熱血硬派でやり合った2人が手を組む。これだけでも感情がみなぎってくる。
道中でいろんな高校のヤンキーたちとバトルを繰り広げ、ボスを倒し、情報を得ながら進めていく。
ただひたすら倒しまくっていれば、一応の物語は進行していくが、情報を集めながら進めることで、じっくりとストーリーを味わうことができる。
熱血硬派とは違い、コミカルなキャラクターではあるが、ヤンキーらしく、友情あり、愛情あり、激情あり、の熱い物語(ストーリー)がこのゲームの大きな魅力だ。
キャラ育成が楽しい
操作キャラのくにお、りきには各々ステータスが設定されている。
ぱんち、きっく、ぶき、ちから、すばやさ、ぼうぎょ、うたれづよさ、きりょく、たいりょく、が数値化されている。
それらは店で食事をしたり、アイテムを使うことでアップさせることができる。
店での食事やアイテム購入には当然お金がかかるのだが、そのお金も敵を倒すことで獲得できる。
RPGのようにキャラを育てながら攻略していくのだ。
また、必殺技も店でアイテムを購入することで覚えることができる。
パラメータ、必殺技共にプレイヤー好みで育成できるのも面白さの1つだ。
豊富な登場人物
主人公のくにお、良きライバルであり良き友であるりき。それ以外にも、たくさんの個性的なキャラが登場する。
旋風脚でおなじみのダブドラ兄弟ことりゅういち・りゅうじ。
頭つきでおなじみのれいほう学園の門番ごうだ。
れいほう学園四天王の、きのした、たいら、もちづき、こばやし。
サブキャラではあるが、それぞれの高校の大将格である、さわぐち、にしむら、ごだい・・など。
女性キャラも、はせべ、まみ。
実は私自身は、熱血物語よりも先に熱血行進曲をプレイしたのだが、そこで登場するキャラも多数出てくる。
その他にも雑魚キャラではあるがいろんなお顔の二頭身キャラが出てくるのでとにかくワクワクする。
自由度が高く、いろんなカットを楽しめる
横スクロールのアクションゲームではあるが、私は「フリースクロール」と呼んでいる。
このフリースクロールが熱血物語の自由度を高めている。
基本的に画面の左右、また場面によっては画面の奥の方まで進むことができる。それも特定の場面を除いて自由に行き来できるのだ。
街や学校、工事現場や鉄橋など、さまざまなカットがあり、それぞれで地形も異なり、落ちているアイテムも異なるため、敵高と出くわした際のバトルの感覚も変わってくる。
怪しげな雰囲気の所や、敵の根城は緊張感満点。
個人的には広々として景色もいい鉄橋のカットが爽快である。
2Pモードで更に面白くなる
熱血物語は2P協力プレイが可能でそれが醍醐味と言えるほどの面白さを誇っている。
バトルプレイで互いにやり合うこともできるのだが、協力プレイの方が圧倒的に楽しい。
出てくる敵を各々でやっつけるも良し。
協力してやっつけるも良し。
自分だけこそこそ戦うも良し。
接近戦でボコボコ戦ってもいいし、遠くからアイテムを放り投げて姑息に戦うこともできる。
2人で声をかけながらストーリーを進めていくと、感動や面白さは2倍、3倍にも膨れ上がるのだ。
まとめ
熱血物語は熱血硬派くにおくんから頭身を変え、非常にコミカルで愛らしいキャラクターとなっている。
しかし、王道のヤンキーストーリーは継承され、感動を呼ぶものであり、ゲームプレイも爽快そのもの。
キャラ育成も深く楽しめる。
この二頭身キャラはその後のくにおくんシリーズにも引き継がれていく大ヒットの要因となった。
熱血物語は、そのヤンキーの世界観とは裏腹に、万人が楽しめるヤンキー体験を我々に届けてくれたくにお伝説を、また一歩進化させた作品であった。
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