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今回は、ファミコンのスポーツゲームの中でも隠れた名作を紹介していこう
コナミックスポーツインソウル
オリンピックをモチーフとしたスポーツゲームであるが、非常に奥が深く、幅広く楽しめる。
スポーツゲームはゲームの進歩により旬が短く、発売から時が過ぎると、一気に面白さを感じなくなってしまう欠点があるが、このゲームは令和の今でも十分楽しめる作品だ。
本日はスポーツゲームの隠れた名作、コナミックスポーツインソウルを紹介していこう。
ゲーム概要
コナミックスポーツインソウル
発売日:1988年9月16日
価格:5500円
メーカー:コナミ
機種:ファミコン
ジャンル:スポーツ
1988年のソウルオリンピックをモチーフにしたゲーム。
全部で12種の競技があり、主であるオリンピックモードはそれぞれでクリア基準を超えることで次のステージ(競技)へと進むことができる。
大半の競技で連打、連射が求められる。
グラフィックや演出、選手のリアクションなど細かなところまで作り込んでいる面白さが魅力だ。
それではここから更に、コナミックスポーツインソウルの魅力を深堀していこう。
豊富なラインナップの競技
オリンピックのゲームらしく、複数の競技が楽しめる。
全12種目。当たり前だがそれぞれゲーム性が異なり、飽きずにプレイすることができるのだ。
ファミコンのスポーツゲームなので、ある程度は連射力が頼りとなる種目が多いのだが、集中力やコツなどを必要とするものもあり、全ての種目で高いパフォーマンスを発揮するのは至難の業。
また、お気に入りの種目を見つけるとそればっかりやりたくなってしまう。
それだけ、多彩で奥深いゲーム体験が待っているのだ。
いろんなモードを楽しめる
好きな種目を好きなだけ練習できるトレーニングモード。
1面、2面、ではないが、順々に競技を進め、基準をクリアできないとそこでゲームオーバーとなってしまうオリンピックモード
何故か、本編にはない腕相撲を楽しめるバーサスモード。
1人でさくっとやるにはトレーニングモードがいいだろう。とことん練習していつでも気軽にプレイできる。
バーサスモードは2P対戦系の競技を楽しめる。なぜか腕相撲もこのモードのみで楽しめる。
メインはやっぱりオリンピックモード。2Pでもできる。
それぞれの競技で基準をクリアしていけば先に進め、クリアできないと脱落していく。
基準クリアも一筋縄ではいかず、一生懸命練習した終盤の競技まで届くことなくゲームが終了することも多々ある。
なんか動きが笑える
今の時代では・・・ではなく、当時としてもキャラクターの不自然な動き方が目を引いた。
決して「ちゃちい」とか、「見にくい」、という感覚ではなく、なんか面白いのだ。
正直「気持ち悪い」と言ってもいいような不自然な動きをする競技もある。
一生懸命連打しながらも動きのおかしさに負けて、つい笑ってしまい失敗した経験も多々。
兄弟、友人が真剣に集中してるときにキャラの動きに注目させるような言葉がけをし笑わせて失敗させる、ということもした。
くだらない・・バカバカしい楽しませ方をさせてくれたのだ。
好きな種目ベスト5
5位:クレー射撃
だいたいの種目が連射を求められる競技性なのに対し、こちらは集中力とエイム力(?)が重要。
ドキドキで好感触の射撃が楽しめる唯一無二の競技だ。
難易度はそれほど高くないが、パーフェクトを狙うとなると極限の集中力が求められる。
的を撃ちぬいた時の「パリン」といった感触もたまらなく良い。
たまたまかもしれないが、調子がいい時に限って終盤で「そりゃ無理だろ」といった角度から的が飛んでくる・・・。
4位:競泳
ボタン連打合戦であるが、非常に白熱し、思い出深いのが競泳だ。
ボタン連打合戦ではあるものの、決して単純なものではなく、息継ぎやターンのタイミングの際のボタンの押し方で大きくタイムが変わってくる。
ボタンの連打する時間も他の競技より長く、プレイするこちらも息継ぎが重要になる。
画面を見つつ、コントローラを見つつ、切り替えも非常に重要。
また、自由形ではあるが、バタフライを繰り出すこともでき、クロールよりも速かったような遅かったような・・・。
3位:棒高跳び
連打で走り、タイミングで棒をたてバーを越える。
非常に分かりやすい作りとなっている。
最初はちょっとタイミング取りに苦戦しファウルを連発することになるが、1度タイミングをつかむとどんな高さでも飛べてしまえそうなほど快適な感覚をつかむことができる。
ステージクリア条件はそこそこ高いのだが、楽々クリアできた時の爽快感が格別である。
ゾーンに入った時は、筋肉番付のモンスターボックス(跳び箱)のような心持ちだ。
2位:障害物競走
個人的な思い入れのランキングだが、特にこの競技は思い入れが深い。
連打して走って、障害物を越える、それを友人や兄弟、コンピュータと競走する。
競泳でもそうだが、連打に集中すると画面が見えなくなる。画面を見ていると連打が遅くなる。
この障害物競走はポンポン障害物がやってくるので、ちょっとでも画面を見るタイミングを逃すと転倒。下位転落となってしまう。
「俺たち」はこの障害物競走では相手の邪魔をしてもいいルールになっていて、一生懸命連打するさなか、横っ腹をこちょこちょしたり、変なことを言ったりして笑わしたりしていた。
それが大逆転につながったり自爆したり、とにかくゲラゲラ笑いながらプレイしたものだった。
1位:3段飛び
スポーツゲームでもリアルの競技でも地味な部類に属する3段飛び。
しかし、スポーツインソウルでは花形競技と言っていいだろう。
例のごとく連打でダッシュし、タイミングでボタンを押し、ジャンプする。
この3段飛びの大きな特徴はやはり、ジャンプが3回あるという点。
それぞれでベストなタイミングを逃すと基準クリアはほぼ不可能になる。
また、十字キーで角度を調節することができ、高すぎても低すぎてもダメなのだ。
特に角度を上につけすぎると上空にありえないほどのジャンプを繰り出し、大笑いをかっさらうことになる。
難易度、笑い、コントローラ操作、どれも熱中に値する競技だった。
まとめ
単なるスポーツゲームと侮るなかれ。奥は深い、飽きさせない作りも見事である。
友人や兄弟とプレイしても白熱するし、自身でいけるところまでいくチャレンジ要素も強い作品である。
コナミックスポーツインソウルは、ファミコンのスポーツゲームの中でもよりたくさんの面白要素を詰め込んだ隠れた名作であった。
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