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今回紹介するゲームは、ファミコン史上、いや、ゲーム史上最も不思議なゲームと言っても過言ではない。
マインドシーカー
〇ソゲーと揶揄されることもある。
しかし、あまりの異質性、不思議さに〇ソゲーという言葉も忘れてしまう程だ。
ゲーム好きならば、その異質さ、不思議さを1度は体験してもらいたい!!
ゲーム概要
マインドシーカー
発売日:1989年4月18日
価格:6500円
メーカー:ナムコ
機種:ファミコン
ジャンル:???
超能力
あなたはこの言葉にどんな印象をお持ちでしょうか?
すでに現代では、超能力に関して様々な情報があふれています
あとはそう、あなたがそれを信じるか信じないか…………
私たちはこう考えます
超能力とは
誰もがそなえている潜在的な力である
ただ、その使い方を知らないだけなのだと
超能力を発揮するには意識を特定の状態にしなければならない
そう考えられています
しかし、一般の人たちにそれがどのような意識レベルであるのか理解するのは困難です
そこでこのソフトでは、超能力についてカリキュラムを受けてもらい超能力を何度もシミュレートするというシステムを用いました
そうすることで超能力が働くときの意識を感じられるようにするのです
自在に自分のマインド(意識)をコントロールできるようになったとき
あなたの前には無限の可能性が開けることでしょう
エスパー清田監修の謎のゲーム。
超能力開発アドベンチャーとでも言うべきか・・。
透視や念力の特訓をし、試験に合格して、人々に超能力を披露しながらエスパーとして力を磨いていくゲーム。
一部界隈で話題を独占した異質ゲームである。
それではここから更にマインドシーカーの魅力を深堀、いやこのゲームそのものについて紹介していこう。
いきなりめんどくさい
ゲームを始めてまもなくするとトレーニングが始まる。
その基礎段階として、姿勢や呼吸法、パワーイメージなるもののレクチャーを受ける。
超能力にはリラクゼーションが大切なんだとか。
これゲーム?
まじめ?
おふざけ?
言われた姿勢や呼吸法をやるのは良いが、適当にボタン連打で省略しようとすると怒られることもある。
そして、基礎訓練が終わると部屋に戻りめいそうをせよ。と指令を受ける。
・・・・
いきなりめんどくさいところからスタートする
謎の訓練
透視
カードの絵柄を5種類あるカードの中から選び当てる。
一応透視・・・の訓練なのだそうだが、運要素以外の何物でもない
念力
ボタンを押してランプが点くかどうか。
念力で点く・・・とのことだが、要は2分の1で当たりかハズレを引くか・・、運要素以外何物でもない。
予知
5つのランプの中から次に点滅するものを予知して選択する。
これも運要素問われる5択問題である。
いちいち超能力
さんまの名探偵の「かにかにどこかに」のように、
カーソル移動で画面の中から物を探したりする展開もある。
気になるところを選んでボタンを押すのだが、これも予知や透視だとかの超能力が必要なんだと・・。
また、ところどころでキーアイテムをセットするだとか、ドアが開かないとかで予知や念力を迫られることがある。
運要素満載の超能力訓練をいたるところで課されるのである。
試験合格後は!?
一定の超能力訓練を終えると試験がある。
試験は訓練と同じで運が良いと合格することができる。・・・運が良いと・・・。
試験合格後はマップ内を自由に動くことができるが、そこでも基本は超能力訓練。
物を念力で動かす・・・
色当て(透視)・・・
念力で噴水を出す・・・
スプーン曲げ・・・
ただ・・・ゲームとして考えるとミニゲーム集のようでまあまあ楽しめる。
移動中急に怪しげな人に出会い超能力(サイパワー)を試されたり・・。
ゲームセンターみたいなとこで、ゲームをしたり・・
カーソルで調べて、イベントが発生したり・・・
レベルが上がらないとできないイベントもある。
とにかく超能力を磨いてレベルを上げて・・・の繰り返しである。
いちいちイベントが超能力とかけてあるのでここまでくると笑ってしまう。
怪しさ満点?エスパー清田
ナビをしてくれる人物にして最後の最後までつきまとう?ラスボス的な扱いの人物。
テレパシーができるとか宇宙人と交流があるとか言う人物。
思えば80年代から90年代初頭はこの手の人物が「神」のようにあがめられていたような気もしないでもない・・。
私はこのゲームに出会ったのが大人になってからだが、子どもの時に出会っていたら崇拝していたのだろうか・・。
まとめ
普段こういう事はやっていないのだが、このゲームに必要な要素を星印で記すと
連射:☆☆☆☆☆
テク:☆☆☆☆☆
アイデア:☆☆☆☆☆
集中力:☆☆☆☆☆
根気:★★★★☆
運:★★★★★
とにかく運要素のみであり、運が悪かった場合の根気がゲーム攻略には必要である。
(もちろん超能力が使える者はこの限りではない)
運のみなのでストレスが溜まることも・・。
しかし、超能力にかこつけたミニゲームはそこそこ盛り上がる。
友達と一緒にプレイすればワーワー言いながら一時は楽しめよう。
レベル上げなどRPGっぽい要素もある。
マインドシーカーは、その当時をある意味じゃ如実にあらわしていたように思う。
超能力などが流行ったご時世。
ゲームで流行りかけていた謎解きや成長要素。
マインドシーカー。
〇ソゲーと揶揄されるのも分からないでもない。
異質・不思議なゲームである。
しかし、ゲームとして「超能力」をここまでプッシュして完成までこぎつけたのは評価したい。
運一本のゲームが1つくらいあってもいいじゃないか。
そんな風に思える良ゲーである。
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