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今回紹介するのは、
バイナリィランド
ただいま、2024年2月14日。
バレンタインデーである。
本日は、ガラにもなく愛に溢れる作品を紹介しよう。
ゲーム概要
バイナリィランド
発売日:1985年12月19日
価格:4900円
メーカー:ハドソン
ジャンル:アクションパズル
機種:ファミコン
仲よしのペンギンのグリン(男の子)とマロン(女の子)は、ある日魔法の森のなかにある鏡の迷路に閉じこめられてしまった。
この迷路のなかでは、なんでも左右逆に動いてしまう。
グリンが右に動けばマロンは左に動いてしまうのだ。
迷路のなかには、行く手を遮るクモの巣がいっぱい。
クモやファイアボールも迷路内をウロつく。
この迷路から脱け出す方法は1つだけ。
同時に出口にたどりつくこと。
しかし、、なかなか思いどおりに動けないから大変。
さあ、迷路をぬけだして、グリンとマロンは無事に外に出ることができるだろうか?
左右対称に動くペンギンを同時に動かし、ゴールまで導くゲーム。
かわいいキャラ、あたたかい世界観、斬新な操作が人気を博す。
子どもが産まれると無敵になるというのも、愛を感じる。
それではここから更にバイナリィランドの魅力を深堀していこう。
愛に溢れる世界観
このゲームは愛の物語である。
主人公のグリンとマロンが出会うのをサポートするのがプレイヤーの役目。
全99ステージ。
ステージは全て優しい色合いで構築されている。
BGMもエリック・サティ作曲『ジュ・トゥ・ヴー(あなたが欲しい)』を元に作られ、ステージクリアの音楽は、ベートーヴェン作曲『歓喜の歌』をベースに作られている。
どちらも耳に優しい仕上がりとなっているのだ。
そして極めつけはゴールにたどり着いた際のグリンとマロンのキス。
独身男性が夜な夜な1人でプレイするのは寂しくも感じられるが、溢れる愛の世界観は癒しの体験となることは間違いない。
目があっちこっち
ゲーム性は独特である。
主人公のグリンとマロンが魔法により鏡の世界のような動きを強いられるようになったという設定。
プレイヤーは主人公たちを同時に動かしながらゴールへ導く。
同じタイミングでゴールしないとクリアとならないのがミソ。
グリンをゴールへ誘導し、マロンも同時にゴールへと誘導しなければならない。
ステージ内の仕掛けを避け、壁や導線をうまく考えながら進まないと主人公たちを同時にゴールまで導くことは困難なのだ。
面を進めるごとにステージも複雑になり、またお邪魔キャラや仕掛けもいやらしくなり、目が右へ左へ、あっちこっち動きながらプレイすること必至である。
パズル感覚が強い
主人公たちを動かしてゴールへ導くアクションパズルゲーム。
仕掛けや導線を頭に入れて、同じタイミングでゴールをさせる、というアクション操作だが、ゲームとしては、パズル感覚のほうが強め。
どのタイミングでどの位置まで動かせばいいのか。
そのためにはどういうルートがいいのか。
考えて導き出し、正解までたどり着く作業はアクションよりもパズルゲームと言っていいだろう。
全99ステージ。パズル好きならば解けた時の爽快感が病みつきになり一気にプレイしてしまうだろう。
幻のゴールドカートリッジ
通常版のバイナリィランドは現在中古の裸ソフトでは1000円前後で入手できるだろう。
しかし、バイナリィランドには幻のゴールドカートリッジが存在するようだ。
筆者は所持もしてなければ、実物を見たこともないのだが、噂によると、ハドソン社員の結婚式の引き出物として特別に作られたものが出回っているらしい。
当然非売品であり、特別に作られたものなので世の中には数十本ほどしか出回っていない。
ゴールドカートリッジは他のファミコンソフトでもレアソフトとして出回っているものはあるが、レア故に偽物も多数出回っている。
バイナリィランドも当初は「偽物として出ているだけだろ」、と一蹴されていたのだが、現在の所では、本物のゴールドカートリッジは存在し、結婚式の引き出物として数十本出された、という説が有力のようだ。
信じるか信じないかはあなた次第。
ちなみにゴールドカートリッジの相場は数十万はくだらない。
まとめ
優しい雰囲気のファミコンソフトはなかなかお目にかかれないが、ないことはない。
しかし、ここまでかわいく、愛に溢れる雰囲気と設定でお届けしているファミコンゲームはバイナリィランドくらいしかないだろう。
そういった観点からもゴールドカートリッジの信憑性は高いように感じる。
ゲームとしても、特殊ではあるが操作性が悪いわけでも難易度が鬼畜なわけでもなく、コツコツと進めることができるのも好感だ。
バイナリィランドは1人プレイ専用だが、誰かと楽しく幸せな時間と空間を楽しめているような、そんな錯覚まで与えてくれるあたたかくて愛に溢れる名作ゲームだ。
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