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本日紹介するゲームはアドベンチャーゲームのひねくれた傑作!
プロ野球?殺人事件
子どもの時にプレイした「さんまの名探偵」に触発され、
「ミステリーもの」にアンテナをはっていた私。
”プロ野球” という個人的にはツボにはまったテーマでもありプレイしてみたが、
ゲーム性は全く異なりかなりの歯ごたえを感じた。
ゲームではところどころ笑いも散りばめられている。
本日はこのゲームを簡単に紹介、振り返っていきたい。
ゲーム概要
プロ野球?殺人事件
発売日:1988年12月24日
価格:5900円
メーカー:カプコン
ジャンル:アドベンチャー
機種:ファミコン
プロ野球業界を舞台にした推理アドベンチャーゲーム。
容疑者にされた主人公「いがわすぐる」を操作し、
警察の追跡を逃れながら真犯人を探し出す。
100mダッシュ・遠投・10本ノック・草野球など、
「野球」ならではのミニゲームも用意されているが、
全国7か所をめぐる謎解きがとにかく難解なゲーム。
まさかのクリスマスイブに発売!?
これをサンタさんにもらった子どもは果たしていたのだろうか!?
それではここからさらにプロ野球?殺人事件について深掘りしていきます。
移動がちょっとした旅気分
このゲームは主人公のいがわがあちこち動き回り、
いろんなところで情報を収集していくのが基本となる。
その情報収集の過程で、
東京、川崎、横浜、所沢、名古屋、大阪、広島を訪れることになる。
野球ファンならピンとくるだろうが、全て(当時の)プロ野球球団の地元なのである。
各都市で少しずつ雰囲気も異なる。
新幹線での移動などもありちょっとした旅気分となり、
移動場所が増えることで攻略しているな感も増していくのだ。
往年の選手をモデルとしている
主人公のいがわは耳の大きなキャラクター。
誰をモデルにしてるかは野球ファンなら一目瞭然だろう。
他に登場する人物も往年の名選手をモデルとしたキャラクターが多数登場する。
当時は、「懐かしい選手」ではないが、
今となっては昭和の野球親父たちが「おあ!」と思えるような選手たちである。
次から次へと出てくるあんな選手やこんな選手。
そんなキャラたちを巻き込んだ殺人事件。
ギャップもあり、少しニヤニヤしながらプレイしてしまうのだ・・。
難易度は高め
操作の仕方は簡単。やることはシンプル。
主人公を動かしてアイテムや情報を集めて事件を解決する。
しかし、難易度は高い。
推理が難しいというわけではなく、情報収集の方法がややこしいのである。
気にもとめないような言葉のやり取りがフラグとなっていることも多い。
ノーヒントでプレイすると、
「もう全部やったけど話がすすまん!!」といった気持ちに必ずなるだろう。
ゲームオーバーの類はないが、
次の項で記すお巡りさんも実質お邪魔キャラとして攻略の障壁となる。
テクニックよりも根気を必要とした難易度だ。
お巡りさん怖い
まず大前提として主人公は容疑者。そこからスタートする。
その中で街を駆け巡って情報収集するのだが、
街中にはお巡りさんがいたるところに配置されている。
近くを通ろうものならBGMが変わり追いかけまわしてくる。
つかまると職質に合う。
さらにランダムで逮捕危機にも至る逃走ミニゲームまで展開されるのだ。
主人公は変装することでお巡りさんをいなすこともできるがバレることもある。
また車に乗ればお巡りさんから追いかけられることはないが、
油断してると代わりにパトカーに追いかけられる。
子ども時代にはこのお巡りさんとの攻防が少しトラウマになるほど怖かった。
ちなみに逮捕されると収監されることもあるのだが、簡単に脱獄できる。
まとめ
ファミコンのアドベンチャーゲームは結構謎解きが難解で、
子どもにも大人にも易しくないつくりとなっていたが、
このゲームも例外ではない。
雰囲気や操作性は良く、一見するとさくさく攻略できそうだが、歯ごたえはなかなか・・。
プロ野球?殺人事件は、
アドベンチャーゲーム、ファミコンゲームにおける、
「根気」の大切さを教えてくれたゲームでもあった。
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