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今年2023年はファミリーコンピュータ生誕40周年です。
1983年はディズニーランドがオープンした年でもあり、エンターテイメントの起源は1983年にアリ。と言えそうです・・・。(言い過ぎか・・?)
今回は、そのファミリーコンピュータの発売と同時に発売された、いわゆるローンチソフトを簡単に紹介したいと思います。
ファミコンでは3つのタイトルがローンチとして発売されています。
ドンキーコング
発売日:1983年7月15日
価格:3800円
メーカー:任天堂
ジャンル:アクション
ドンキーコングに捕らわれたレディを救い出すアクションゲーム。
主人公を操作し、障害物や敵の攻撃をジャンプとはしごで避けながら頂上のレディの元を目指します。
舞台は工事現場。
全3ステージ。
後述の2作品もそうだが、アーケードからの移植作品で、容量の都合でもろもろカットされている。
この時代のゲームはストーリーがほとんど(感じ)ないゲームが多い中、「さらわれた女性を助ける。」といった「物語」が存在する点は結構珍しかった。
マリオシリーズやゼルダシリーズの生みの親である宮本茂氏のゲームクリエイターとしてのデビュー作であり日米でヒットした。
主人公はご存じマリオ・・ではあるが、当時は「ミスタービデオ」と呼ばれていた。
全3ステージ構成という事で初見でも30分ほどでクリアできてしまうシンプルさ。
しかし、ジャンプアクションは絶妙のタイミングを求められ、決まった時の心地よさは十分感じられる。
ドンキーコングジュニア
発売日:同上
価格:同上
メーカー:同上
ジャンル:同上
ドンキーコングとは逆で、今度は捕まったパパコングを助けるためにドンキーコングジュニアを操作するアクションゲーム。
ドンキーコングはジャンプアクション中心の操作だったが、こちらはツルの上り下りが加わりジャンプアクションよりもこちらが主操作となる。
ツタの上り方も2種類あり、ドンキーコングよりも難易度、奥深さは増しているイメージ。
全4ステージ。
ワニの姿のスナップジョー、ワシやカラスのようないでたちのニットピッカー、電気物体スパークなどお邪魔キャラも登場。
基本避けながら進める点はドンキーコングと同じだが、果物を落として敵(お邪魔キャラ)を倒すこともできる。
ミスタービデオは今作から正式に「マリオ」と名付けられるが、物語設定上はパパコングを捕らえる悪役である。
難易度はドンキーコングよりもやや高く感じるが、それでもゲーム慣れしているプレイヤーであれば初見プレイでも30分ほどでクリアできる。
最終ステージでパパコングを助けると同時にマリオ撃退となる。
マリオ撃退がめでたしめでたしとなるのは、現代からすると結構刺激的である。
ポパイ
発売日:同上
価格:同上
メーカー:同上
ジャンル:同上
アメリカのレトロ漫画ポパイをモチーフにしたアクションゲーム。
オリーブの投げるハートや音符を一定数キャッチすれば次のステージへと進める。
全3ステージで、面は4段構成。階段やはしごを使って行き来する。
全てのステージで宿敵プルートが追いかけてくる(触れるとやられてしまう)。
原作と同じく、ほうれん草を食べるとパワーアップ。BGMもかわり無敵状態となり今度はプルートに触れるだけで倒すことができる。
また、無敵状態の時は一転してプルートはどんどん逃げていく。
プルート以外にもお邪魔キャラや、仕掛けも存在し、主人公ポパイのパンチで撃退したり利用できたりする。
ドンキーコング同様シンプルなゲームとなっているが、原作があるためファンは感情移入しやすい設定となっておりコミカルさも健在である。
こちらも30分もあれば全クリ可能であるが、筆者はドンキーコング、ドンキーコングジュニアと比べると少々難易度が高めのように感じられた。
まとめ
ファミコンのローンチソフトは3本ともアーケードからの移植である。
アーケード筐体からの移植ゆえに容量削減をよぎなくされ、ボリュームは当然いまいちである。(容量は、現在の写メール1枚分よりも小さかったようです。)
しかし、当時はゲームセンターでしかできなかった、そしてプレイの度にコインを入れなければできなかったゲームが自宅のテレビで永久にプレイできるようになったのである。
それはやはり画期的なことであり、感動的なことでもあっただろう。
得点やタイムを競う等の独自のルールで縛れば今でも楽しめるし、プレイの快適性は今なお感じ取れる。
ファミコンローンチソフト3本はファミコンそして、今日のゲームの発展を確かに支えた原点にふさわしい作品であった。
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