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スポーツの春!?、ということで、今回は元祖スポーツ系ファミコンソフト4本を紹介したいと思います。
今も昔も一部のコア層に絶大なる人気を誇るスポーツゲーム。
今も昔も福袋ではハズレ枠にあたるスポーツゲーム。
今回はその元祖と呼ばれる(勝手に思っている)4つのスポーツゲームを紹介します。
ゲーム概要、売上本数、簡単なシステム、個人的な思い入れ込みで紹介しようと思います。
ベースボール
発売日:1983年12月7日
価格:3800円
メーカー:任天堂
売上本数:235万本
特徴:守備はオート、2P対戦可能
昨年、こちらで少し紹介している元祖野球ゲーム、ベースボール。
本日紹介するソフトの中で最も早く発売され、最も売れたソフト。
ちなみに、歴代のファミコンソフトの売上ランキングでは7位。
守備はオートで、基本的に「攻撃」に重きを置いたスタイル。
印象的なのが、
守備は下手。でも、外野は鉄砲肩。という点。
2Pの対戦プレイでは悲鳴が一転して歓喜に変わる守備シーンも多々ありました。
攻撃では初期のバット位置を調整して早いスイングで勝負したり、バント作戦で塁を埋めたり、と必勝法があるようでなかったのも印象深いです。
おそらくデマであろう、「カープが強い」、といった都市伝説が生まれたのもこの時代らしさを感じます。
今やるともっさり感は不可避ですが、それでも気づいたらワーキャー言う事になるだろう独特のプレイ感は健在。
テニス
発売日:1984年1月14日
価格:3800円
メーカー:任天堂
売上本数:156万本
特徴:ダブルス有り、斜め見おろしビュー、5段階の難易度調整可能
今回紹介する4つの中では、リアルスポーツのプレイ経験が最も少ない(ない)のがテニスである。
ゆえに、ルールもあまり理解していないのが正直な所。
しかし、
枠内にいれればいいんだ。
敵の玉を打ち返せばいいんだ。
それならギリギリを攻めた方がいいんだ。
この3つの流れを瞬時に理解することが可能なゲームで、テニスのルールを知らなくても十分楽しめる。
そして、今回紹介するゲームの中では、最も集中力を要するのがテニス。
ラリーが続けば続くほど手に汗握る緊張の展開に。
また、対戦プレイはできないが、ダブルスでの協力プレイが可能なのも当時としては盛り上がる要素だったろう。
勝敗よりもラリーの長さを競う、というやり込み方も緊張感があって楽しい。
ちなみに審判を務めているのは、マリオ・・だと言われている。
ゴルフ
発売日:1984年5月1日
価格:3800円
メーカー:任天堂
売上本数:246万本
特徴:風の向きと強さ、クラブ選択、2P対戦可能
今回紹介するゲームの中で、最もやり込んだのがゴルフである。
シンプルながらも奥が深く、風の強さもランダムなので、難易度もそこそこ高い。(特に全クリという概念はないが)
リアルではパターゴルフしかやったことないが、ゴルフのルールやドライバーによって飛距離が違う事、風や芝目を読む必要がある、などを学んだのも本ゲームからである。
バンカーや池ポチャ、そしてカップインしたときのSE(効果音)も印象的だった。
グリーンに乗ってからはビューが真上に変わるのも斬新で好きだったが、グリーンに乗らずにカップインした(チップイン)時の快感はたまらなかった。
友人や兄弟との対戦プレイが激熱で、終盤に入ってからのバンカー、池ポチャ、OBによる大逆転劇も日常茶飯事で大盛り上がり必至。
SE以外の効果音はなく1人で夜な夜な静まり返った室内で黙々と練習した記憶がある。
サッカー
発売日:1985年4月9日
価格:4900円
メーカー:任天堂
売上本数:153万本
特徴、横2画面スクロール、選手切り替えシステム、2P対戦可能
今回紹介するゲームの中では、1番遅く出たゲーム。
キーパー1人に選手5人ということでほぼほぼフットサルである。
ファミコンは勿論、その後ほぼ全てのゲームハードでヒット作を生み出すサッカーゲームだが、基本的なシステムはこのゲームを踏襲しているように感じる。
実際にアーケードでは本作よりも先に出ていたサッカーゲームはあったが、現代まで残るサッカーゲームの基礎、となったとは思えない部分が多い(ビューやシステム)。
本作はパス、ドリブル、シュートを駆使してゴールを目指すわけだが、ボールに近い選手に切り替えながら展開させていく、という今では当たり前のシステムが導入されている。
テニスとゴルフは個人競技だし、ベースボールは連携が必要な守備をオートにすれば、基本操作は1人のみ。
しかし、サッカーはスポーツの性質上、操作を1人のみにするのは難しい。
そこを切り替えシステムにすることで解消し、それが現代まで踏襲されている。
今プレイするとさすがにストレスがたまる仕様に感じるのはサッカーゲームの進化ゆえであるが、今回紹介するゲームの中で、最も存在意義が大きかったゲームであろう。
まとめ
どれも今プレイすると、さすがにドはまりすることは難しい作品である。
それだけスポーツゲームがリアルを追求して進化したという事だ。
しかし、
スポーツをゲームに落とし込む際のバランス。
スポーツの特性を落とさず、ゲームとしての面白さを加える。
ルールを知らなくても十分楽しめる。
これらの基本的な部分はこの4作品から生まれたように感じる。
そして、こんな超シンプルなゲームでも売上本数が凄まじいのには驚いた。
まるでミスチルのシングル売上を見ているかのようだった。
春は温かくなり絶好のスポーツ日和です。
戸外にて汗を流し、小休止にシンプルなスポーツゲームを楽しむ。
そんな過ごし方もなかなか粋なものですよ。
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