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このゲームと初めて出会ったのは、夏休み親戚の家に遊びに行ったときのこと。親戚のお兄ちゃんやお姉ちゃんたちがやっていたのをじっと見ていた。
ガキんちょのじぶんは、ジャンプヒーローがたくさん出てくる。
そして何よりもゲームソフトがでかい。ということにテンション爆上がりでした。
ガキんちょの頃はゲームのカートリッジの中に何が詰まっているかはよく分かっていなかったので、でかいってことは何かたくさん詰まっているんだろう、そう思っていました。
しかし、ちまたではあまり評価が高くないような気がするこのゲーム。
個人的には神ゲーだと思っています。
本日はおそらく思い出補正満載の愛すべきソフト。ファミコンジャンプを紹介していきます。
ゲーム概要
ファミコンジャンプ英雄列伝
発売日:1989年2月15日
価格:6500円
メーカー:バンダイ
ジャンル:主にアクションRPG
機種:ファミコン
それは、だれかのおウチの静かな夜のこと。
少年が週刊少年ジャンプを読んでいると、突然、それがチカチカ光りはじめた。少年は不思議な力に引っぱられて、ジャンプの中へ吸い込まれてしまうことに。
少年の運命は!?・・・そして物語がはじまる。
週刊少年ジャンプ20周年を記念してつくられた作品。
歴代のジャンプヒーロー16人が共演、またサブキャラとしてもたくさんの歴代キャラクターが登場する。
基本的にアクションRPGで、主人公は自分自身である。
歴代のジャンプヒーローを、5つのフィールドの現代と過去を行き来して仲間にし、ピッコロ大魔王を倒すというシナリオ。
それはそれはジャンプ少年ならワクワク感がとまらないであろう。
それではここから、ファミコンジャンプの魅力を更に深掘りしていこうと思います。
ジャンプヒーローを仲間にできるワクワク感
このゲームが他の漫画ゲームと違う、その大きな特徴は、主人公が自分であること。
漫画ゲームはその漫画の主役が主人公となるのがほとんどだが、このゲームは自分自身。
つまり、自分がジャンプヒーローを仲間にできるのである。ジャンプヒーローと冒険できるのである。
もちろんそれぞれのキャラに個性的な技がある(効果はほぼ同じだが・・)。
それが総勢16名となれば、ワクワク、ドキドキであろう。
例えるなら、食卓に寿司とピザとステーキとラーメンと・・・・が並ぶようなもの、と思うのは自分だけだろうか。
キャラが登場すると「お!」
キャラと会話をすると「おお!」
キャラを仲間にすると「おおおおおおお!」
そんな思いの連続だった。
広いフィールドを制限内で行き来できるプチ自由度のある冒険
広いフィールドが5つに分かれている。
冒険の前半に入手する、とある漫画のとあるアイテム。それを使うことで過去と現代を行き来できる。
また、このゲーム基本的にストーリーは一本道なのだが、ある程度自由に旅できる。イベントは進行しなくても、フィールドだけは行き来できてしまう。プチオープンワールドと言えなくもない。
さらに、冒険中盤で入手する、とある漫画のとある雲を使うことでフィールド全域を行き来できるようになる。それによってさらに世界や冒険の自由度が上がる。
やはり今も昔も、広大なフィールドを自由に冒険するというのはテンションがあがる。
適度な難易度のボス戦
各フィールドで中ボス、大ボスがいるのだが、この難易度もちょうどよい。
そこまで高等なテクニックを必要としないが、重要キャラが死んでしまうと、ダンジョン入り口に戻されてしまう。
また、死んでしまうと、ドラゴンボールを集めないかぎり、復活できない(ドラゴンボール集めは楽しいが面倒くさい)仕様。
各フィールドの重要キャラが死んでしまうとストーリーが進まなくなってしまうので、それなりの歯ごたえを感じながらも攻略する快感を味わうことができる。
様々なジャンルに変わる
基本的にフィールド上では、アクションRPGでバトルが展開される。
しかしこのゲーム、バトルやイベントが急に様変わりする。
特に熱いのがシューティング風のバトル。
そこまで高度なシューティングではないのだが、当たり判定含め結構奥が深い。初見時はやられてしまうこと必至。
また後述するが、ファイナルバトルでは純粋なRPGになる。
さらに、ミニゲームもたくさん用意されており、ひとつのゲームで、様々なゲーム体験ができる。
シリアスなボスバトルもあれば、作業に近いレベル上げバトル、さらにちょっと面白おかしいイベントもあるので、本当に盛りだくさん。
熱すぎるファイナルバトル
ピッコロ大魔王を倒し、エンディングかと思いきや、もうひとつ先にファイナルバトルが待っている。
このファイナルバトル、これまでのシステムから一気に様相が変わって、RPGバトルになる。
しかも、各ステージの過去現代の仲間が勢ぞろいしての連続ボス戦である。仲間を一人選択してボスとの1vs1の戦いが始まる。
さらに、そのボスが仲間たちの漫画に出てくる好敵手ばかり。
熱すぎる・・・。
この急な様変わりは多少賛否があるようだが、個人的には大好きである。
攻略のためには、いかに相性のいい仲間をぶつけるかがカギになるが、基本的に同じ漫画のキャラだと相性が悪い。
相性のいいキャラを見つけるのが楽しかった。意外な人物が相性が良かったりするのも面白かった。
まさか、ラオウに山下たろー君が有効とは・・・。
なぜ評価が低いのかを考える
理由1:パスワードに泣かされる
このゲームの進行保存はパスワードを用いるが、ドラクエ2同様けっこう長い・・・。
子どもたちはミス連発。
「ダメダメちがうでしょ」が、トラウマになった子も多いのでは・・。
理由2:キャラの生かし方が微妙
これだけたくさんのヒーローが出てくるので、ひとりひとりをしっかり描くのは難しくなってしまう。
もう少しキャラごとの深いストーリーや、個性を際立たせるイベントがあっても良かったかもしれない。
あれだけソフトがでかかったのでできたんじゃないか・・・・。
理由3:仲間キャラ、やや地味なキャラもいる
なんだかんだいって、当時のファミコンは子ども向けである。
しかし、登場キャラの中には、地味なキャラクターも混じっていた。
なんとなく「おお!」と思っていたが実はよく知らない・・・そんなキャラもいた。
荒野の少年よ・・・。
まとめ
少年から青年になり、大人になる過程で何度もプレイし、熱くさせてくれた大好きな作品である。
ゲーム性も好きだが、やはりオールスター感がたまらなく良かった。
また現代版であんな感じのゲームつくってくれないかなー、と思う日々である。
ファミコンジャンプはそのでかいソフトの中にたくさんの夢をつめこんでくれた愛すべき作品であった。
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