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今回紹介するのは、シューティングゲームの金字塔、いやゲームそのものを大きく変えた作品。
スターフォース
撃ちあい激しいシューティングゲームの中でも特に激しく撃ちあうイメージの強い、レトロシューティングの象徴と言える作品である。
このゲームに少年時代の多くを費やしたプレイヤー、もしくは大人になってから激しく打ちこんだシニアも多いのではないだろうか。
本日は、ゲーム界全体を熱くさせた名作シューティング、スターフォースを紹介していこう。
ゲーム概要
スターフォース
発売日:1985年6月25日
価格:4900円
機種:ファミコン
メーカー:ハドソン
ジャンル:シューティング
暗黒の宇宙。その中で殺りくと略奪をくり返しながら進む浮遊大陸ゴーデス。
主人公であるキミは“ファイナルスター”に乗りこみ、ゴーデスを破壊するため宇宙へと飛び立ったのである。
アーケードからの移植。
浮遊大陸が舞台となる縦スクロールのシューティングゲーム。
ゲーム内で出てくる小型機を合体させパワーアップしながら面攻略と点数稼ぎに挑む。
隠しアイテム、多彩なステージが魅力でやり込み要素の高い人気作品だ。
それではここから更にスターフォースの魅力を深堀していこう。
音が気持ちいい
シューティングゲームの面白さの肝は何と言っても爽快感。
それは現代のシューティングである銃アクション(FPS,TPS)についても同様である。
敵を撃ち倒す時の爽快感がたまらないの。
その爽快感というのは感触である。
コントローラーから振動が来るわけではないファミコンでは特に音が重要である。
スターフォースの敵を倒した時の音は、”バチン”、という確かな感触を感じられる大変心地いいものである。
縦横無尽に飛び回る敵を連射で次々と撃ち落とす。
その音は発売から35年以上たった今でも充分気持ちよく感じられるものである。
スピード感満載
縦横無尽に動き回る敵。敵のタマ。自機。自機のタマ。
一瞬の油断も許されないスピード感がゲームへの没入感を高めてくれる。
ゲーム序盤からスピード感は健在だが、ステージが進むにつれ敵の種類や攻撃も増えていき、より一層スピード感あふれるものとなっていく。
ゲーム画面のあちこちまで意識を配らせ、コントローラーを巧みにさばいていく。
集中してゲームへの集中力がゾーンに入った時のあの感覚がたまらない。
点数を競い合う
現代でも点数を競い合うゲームは多くあるが、ファミコン時代のソレは今以上に白熱していたように思う。
その先駆けだったのがスターフォース。
時間やステージ数、1機のみ、といった縛りを設けて兄弟や友達と点数を競い合う。
それにより、ただ上手に敵を倒し面を進めるだけがゲームの腕ではなく、いかに効率よく、そして激しく敵を蹴散らすかがファミコン少年のステータスとなった。
このスターフォースは後にハドソン主催のゲームキャラバン(今でいうeスポーツ?)の第1回目の競技種目となる。
それだけ奥の深い点数の競い合いができるゲームなのだ。
男を上げろ打倒ラリオス
ステージの中盤、突如BGMが変わったかと思うと何やら大型の敵が登場する。「ラリオス」だ。
瞳のような中心部が光り合体するその敵は、いわば中ボスのような存在。
正直スターフォースは、ステージの最終ボス含めボス自体に強さはあまり感じないのだが、点数を競い合う、という観点からするとこのラリオスは大変重要な敵である。
合体前に撃破するとボーナス点が加わるからだ。
しかし、このボーナス得点は、ラリオスの中心部が光り合体するまでのわずか1秒で倒さないと加点されないのである。
その1秒の間にうちこまなければいけないタマは8発。
つまり1秒で8連射が必要となるのだ。
これがこのゲームの最大の難関と言っても過言ではない。
仲間からの羨望のまなざしを受ける為、男を上げる為、日夜連射の特訓に挑むファミコン少年たちだったのだ。
まとめ
スターフォースはファミコンシューティングの面白さをステージ攻略だけでなく、仲間と点数を競い合う、というやり込み要素にまで広げた作品である。
その火を燃え上がらせるために作り込んだゲーム性、爽快感は今やっても十分感じられるものだ。
eスポーツという新しい文化も、今思えばスターフォースが初代であるゲームキャラバンが起源のような気がしてならない。
スターフォースは、時代を超えてゲームの面白さの幅を広げてくれた爽快感満点のレトロゲームである。
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